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我が子にイライラ…私はダメな親? カウンセラーが明かす育児の悩みの消し方

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※画像はイメージ(新刊JPより)。

 新型コロナ禍における外出自粛の生活。学校が休校となった子どもとずっと一緒に過ごしているお母さんたちの中には、ずっと一緒にいることによるストレスや、言うことを聞かない子どもに対するイライラが募っているかもしれません。

 親として我慢しなきゃいけない。イライラしちゃいけない。だけど、イライラしてしまう。私は親としてダメなんだろうか?

 ……そうではありません。「イライラする」という感情があるからこそ、親として子どもとともに成長でき、幸せになれる。そう語るのが、元小学校教諭で子育てママ専門カウンセラーの福田花奈絵さんです。

 自身も2児の母であり、育児ノイローゼも経験したことがあるという福田さん。

 今ではインスタグラマーとして、子育てに悩むお母さんたちに優しいメッセージを送っています。『泣いてる子どもにイライラするのはずっと「あなた」が泣きたかったから』(サンマーク出版刊)は、そんな福田さんのはじめての著書となります。

■イライラの原因は、自分が守ろうとしていた「自分ルール」にあった

 福田さんはまず、イライラしてしまう原因は子どもにあるのではない、と言います。

 では、どこにあるのか?

 それは、「こうしてはダメ」「こうしないとダメ」というお母さんの中にある思い込み=自分ルールだと述べます。その自分ルールを子どもはどんどんやぶっていきます。

 そして、守りたかった自分ルールは実はすごく厄介なものだったりします。

 そこには「人に迷惑をかける私はダメ!」「ワガママ言う自分はダメ!」といった自己否定が隠されているから。ルールを守れない自分はダメ。そうしないと、自分はお母さんから愛されない、周囲の人たちから愛されない――そうした思考に陥ってしまうのです。

 となると、「自分ルール」をやぶろうとする子どもは、何も悪くはありません。変えるべきなのは、自分ルール。それは、自分のありのままの存在を自分で認めることです。

■イライラを幸せに転換する4つの方法と、魔法の言葉たち

 しかし、自分を変えようと思っても、奥底にこびりついたルールを変えることはできません。

 そこで福田さんは本書で、「子どもへのイライラ」を「私自身への幸せ」に転換する4つの方法を伝授し、その上で子どもに対してイライラしたときに、声に出すだけで自己肯定感が高まる言葉を優しいメッセージとともに紹介しています。

「子どもへのイライラ」を「私自身への幸せ」に転換する4つの方法

(1)「私は、どんな子どもにイライラするか」に目を向ける
(2)「こんな私はダメ!」と、自分自身を否定していることに気づく
(3)「こんな私であること」をゆるしたり、気持ちに寄り添ってあげたりする
(4)「こんな私はダメ!」だと思っていることを、勇気を出してやってみる(子どもをお手本にする)

(本書p.15より引用)

 まずは、これまで「ダメ!」と思ってきたことに対して「いいよ!」と許可を出しましょう。そして、子どもをお手本にしてやってみるのです。

 続いて、「声に出すだけで自己肯定感が高まる言葉」について。

 例えば、なかなか泣きやまない子どもに対してイライラを感じてしまったときは、「私も、泣きたかった」と声に出して言ってみましょう。なぜ、子どもが泣いているのに対してイライラするのかというと、お母さん自身が泣きたいときに泣けないからだと福田さんは述べます。

 ネガティブな感情は我慢をしましょう。そう言われて育ってきた人も多いはず。だから、「泣く私は認められない」という思い込みに捉われてしまうのですが、本当は喜怒哀楽全ての感情が大切です。

 ネガティブな感情に気づくことができたら、我慢するのではなく、自分自身の気持ちに寄り添ってあげましょう。溜め込んで破裂させるのではなく、小出しにする。そうすることで、家庭がちょっと平和になることを実感できるはずです。

 まずは救ってあげなきゃいけないのはあなた自身です。

 本書には、悩めるお母さんの自己肯定感が高まる言葉が散りばめられていて、心の奥底に刺さっている「悲しい」「さみしい」「怖い」などの隠れていた感情を癒してくれます。

 毎日のコロナのニュース、社会の変化の速さを含めて、今私たちはかつてないストレスを受けています。そんなときこそ、自分自身を大切にすることが、子どもや家族を大切にする第一歩なのかもしれませんね。
(新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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