とかく効率化が求められる今、自分の仕事をもっとスピードアップさせたり、もっと効率的にこなせるようになりたい、という人は多いでしょうし、会社からそれを要求されている人もいるはずです。プライベートの時間を確保するためにも、仕事は早く切り上げたいという人もいるかもしれません。
■仕事の中で圧倒的に時間を食っているのは…
仕事を効率化するために、自分の普段の時間の使い方を振り返ってみると、あることに気がつくはずです。
「情報収集にこんなに時間がかかっていたの?」
意思決定をしたり、成果物を作るための情報収集は、仕事の中で大きなウェイトを占めています。この時間を仮に半分にできたとしたら、効率化は大きく進むはずです。
■インプットの時間を削れば仕事は効率化する!
『行動する時間を生み、最速で結果を出す 速読思考』(朝日新聞出版刊)の著者で投資家の角田和将さんも、会社員時代は時間に追われ、やりたいことになかなか手がつけられないという状態が続いていたといいます。
そして、やはり情報収集やインプットに費やす時間の多さに気づいた角田さんが、この問題を解決するためにとり入れたのが「速読」です。本や文章を読む速度はトレーニング次第で2倍以上になるそう。この「速読」によって、短時間で大量の情報をインプットできるようになった角田さんは、投資の部門で頭角を現しました。
■「熟考」が必ずしも正しいわけではない
今では一日5分程度の時間投資で月に100万円ほど稼いでいるという角田さんですが、そこには速読がもたらした「副産物」もかかわっています。
それは「考える速度」と「直観力」。文章を読む速度が上がるにつれて物事を考える速度も上がり、重要な意思決定も素早く下せるようになったという角田さん。「じっくり考えて出した答えがいい答えとは限らない」という観点から、著書の中で「素早くインプットし、素早く考えて最適な答えを見つけ出す」ための速読力の鍛え方と活用方法を解説しています。
そのトレーニング法はどれも職場や自宅で簡単にできるもの。 日々の仕事を効率化したいという人は、試してみると、「効率」以上に、仕事力自体が大きくアップするかもしれません。 (新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。