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【フジ・2020年度版】女子アナ・ベスト9!ミタパン、山崎夕貴ら豪華布陣で渡邊渚は選外

文=上杉純也/フリーライター
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三田友梨佳(「フジテレビ公式サイト」より)

 2020年現在の東京キー局各局の女子アナの活躍度を野球の打順に見立てて、徹底分析するこの企画。今回はフジテレビ編だ。なお、DH制を採用した打順にしており、10番目にエースとなる投手を入れている。

1番 久慈暁子
2番 堤礼実
3番 永島優美
4番 三田友梨佳
5番 山崎夕貴
6番 宮澤智
7番 三上真奈
8番 久代萌美
9番 生野陽子
エース 宮司愛海

 まずはトップバッターから。切り込み隊長役には入社4年目の若手のホープ・久慈暁子アナを抜擢した。現在は『めざましテレビ』で水・木のニュースコーナー、そして週末の『めざましどようび』で女性メインキャスターを務めるなど、すっかり局の朝の顔のひとりとなっている。

 その明るく爽やかな笑顔がときに観るものを癒し、ときには元気を与えてくれる。現在『めざましテレビ』は3年先輩の永島優美アナが女性メインキャスターを担当しているが、“ポスト永島”にもっとも近い存在と考え、1番を任せてみたい。

 続く2番には、競馬ファンにはお馴染みのこの人を置くことにする。堤礼実アナだ。19年1月から日曜午後の『みんなのKEIBA』の番組MCを担当しているから年明けすぐで丸2年となる。

 堤アナは、アイドルばりのその可愛いルックスばかりに目が行きがちだが、耳に入ってきやすい美しい声と、しっかりとした原稿読みができる点は見逃せない。要はパッと見は派手だが、仕事ぶりは“堅実”なのである。確実に後ろに“つなぐ”2番として期待したいところ。

 ここからは打線の核となるクリーンナップである。3番には『めざましテレビ全部見せ』と『めざましテレビ』の女性メインキャスターを担当する永島優美アナである。前任者の加藤綾子からその座を引き継いだのが16年4月だから、21年の春で5年がたつワケだ。今やすっかりフジの朝の顔となった感があるが、そんな永島アナの魅力のひとつが可愛らしいなかにも“漂っている上品さ”だろう。『めざましテレビ』での立ち居振る舞いは、寝起きの慌ただしい時間帯の癒しとなっている。

 また、出身地の関西弁がたまに出てしまったり、言い間違いをしてしまっても、自然にそれを謝って次に進められる器量の良さも“買い”。同番組以外にも『ジャンクSPORTS』で進行役を担当しているほか、年末特番でお馴染みの『FNS歌謡祭』の総合司会を19・20年と2年続けて嵐の相葉雅紀と務め上げた点も見逃せない。

 さらに、毎年12月にオリコンが発表する“好きな女性アナウンサーランキング”の20年版では9位となり、自身初となるランキング入りを果たした。来年で30代に突入するのを機に、ますます飛躍して“次期・フジのエース”になることを期待したい。

三田友梨佳・山崎夕貴・宮澤智の鉄壁布陣、ゴールデンルーキーは選外

 注目の4番は、フジの夜の顔である。平日の月~木は『FNN Live News α』のメインキャスターを担当し、日曜の夜は『Mr.サンデー』のアシスタントキャスターも務める三田友梨佳アナだ。見た目が美しい三田アナだが、非常事態のときでも冷静にわかりやすく伝えることができるのは、高いアナウンス技術を持っているからこそ。

 また、ゲストの解説員やスポーツコーナーを担当するアナウンサーとの会話のテンポも抜群である。さらに、報道番組で中立的な立場でありながらも、しっかりと自分の考えや意見を言えるその姿勢はカッコ良く、実に頼もしい。まさに現在のフジの報道を背負って立つ人材なのである。こうした報道番組などでみせる秀逸なアナウンサー力は文句なく4番の証。大役を担っていただきたい。

 クリーンナップの最後・5番には山崎夕貴アナを起用した。先出の三田アナの1年先輩で10年入社の山崎アナは、今年で33歳。10年選手の風格が漂ってきた感じだ。出演している『情報プレゼンター とくダネ!』ではサブMC、週替わりで出演している『ワイドナショー』ではアシスタントMCを担当しているが、彼女の魅力はその飾らない素顔だろう。気取らず正直で、ときにはガサツな一面もみせるため、観る側からすると親近感が湧いて、実に親しみやすいのである。そのためか、気難しい大御所タレントでも“山崎に任せておけば大丈夫”という雰囲気が漂っている。

 相変わらず改編期の特番でもMCを務めることが多く、その人気と実力は30代半ばに差し掛かろうかという今でも健在だ。彼女になら安心して5番を任せられる。

 続く6番には、宮澤智アナを置いてみたい。20年秋の番組改編でBSフジの報道番組『プライムオンラインTODAY』のメインキャスターに就任したため、現在ではあまり地上波でその姿を見かけなくなったが、その直前まで出演し、現在は終了してしまった『直撃LIVE グッディ!』では、総合司会の高橋克実や安藤優子らを補佐する進行キャスターを担当していた。そのときの出演者たちとの自然なやり取りや掛け合いが今となっては懐かしい。

 だが、BSとはいえ、報道番組のメインキャスターに抜擢された宮澤アナ。本格的な報道番組に初挑戦ということになり、すなわちそれは“フジの次世代の報道のエース女子アナ”として期待されている証拠でもある。そして彼女はその期待に応えられる実力の持ち主でもある。今後、ますますの活躍を願う意味でも6番に置いてみたかった人材なのだ。

 7番には三上真奈アナ、8番には久代萌美アナを起用してみる。三上アナは、午前中の生活情報番組『ノンストップ!』で設楽統(バナナマン)と共にメインキャスターを務めている。18年4月からメインキャスターに就任した三上アナだが、その前からこの番組ではコーナー進行を担当していただけに、設楽との息はピッタリで安心して観ていられる。

 一方の久代アナは、人気バラエティ『さんまのお笑い向上委員会』や『ワイドナショー』でお馴染みの存在。20年に結婚したことでも話題となったが、そのお相手となる6歳年下の人気YouTuberとは、恋人時代から交際報道や半同棲報道などがたびたび週刊誌に取り上げられてきた“お騒がせ女子アナ”でもある。

 当然、取り上げられるたびに番組内でネタにされてきた。そういう意味では“飛び道具”的存在といえるだろうか。“確実性は低いが当たれば飛ばす大砲”といった感じで、8番当たりに置いておきたいのである。

 三上アナが13年入社、久代アナが12年入社と、まさに中堅クラスに差し掛かった段階だ。30代に突入し、これからもうひと踏ん張りしてほしいところである。

 そして9番には生野陽子アナを起用した。生野アナといえば『有吉くんの正直さんぽ』での有吉弘行との街歩きが印象的である。その息のあった掛け合いはもはや“コンビ”といってもいいほどだ。さらに週末版の『Live News it!』では女性メインキャスターを務め、ニュースキャスターとしての顔もちゃんと見せてくれている。

 彼女は07年入社なので、キャリア14年目。若手~中堅で固めた打線にあって、最後にベテランの域に近づきつつある生野アナを置き、締めるかたちを取った。

 最後の10人目・エースピッチャーには、入社6年目の宮司愛海アナを指名したい。『S-PARK』でメインキャスターを務める宮司アナは、今や完全にフジの週末夜の顔である。18年4月の番組開始時にスボーツ情報番組を初めてレギュラーで担当することとなったが、そこからもう2年以上のキャリアを経て、堂々たるスポーツキャスターとなっている。

 入社6年目といえば、これからまだバリバリ働ける時期だ。21年に開催予定の東京オリンピック関連の番組での活躍も大いに期待されることから、エースに指名させていただいた次第である。

 以上の10人を並べてみた。気になる点を挙げるとすれば、入社2~6年目の若手女子アナが何人もベンチを温めている点だろうか。15年入社の小澤陽子アナに新美有加アナ、16年入社の永尾亜子アナに鈴木唯アナ、17年入社の海老原優香アナ、18年入社の井上清華アナと杉原千尋アナ、そして19年入社の藤本万梨乃アナといった面々である。

 今後、打順を組むのなら、この8人から2~3人はスタメン入りをさせたいところ。ただ、20年入社の新人・渡邊渚アナと佐久間みなみアナは超大型ルーキーなだけに、起用次第ではこの2人が一気にスタメン入りしてくる可能性も大きいという楽しみな打線でもある。

上杉純也/フリーライター

上杉純也/フリーライター

出版社、編集プロダクション勤務を経てフリーのライター兼編集者に。ドラマ、女優、アイドル、映画、バラエティ、野球など主にエンタメ系のジャンルを手掛ける。主な著作に『テレビドラマの仕事人たち』(KKベストセラーズ・共著)、『甲子園あるある(春のセンバツ編)』(オークラ出版)、『甲子園決勝 因縁の名勝負20』(トランスワールドジャパン株式会社)などがある。

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