心も体も薄着になる夏、ということで普段さしてモテない男性でも、初対面の女性とトントン拍子に意気投合するということが、たまには起こり得る。
そんな日は、別れ際や終電間近になると「ワンチャンあるかも」「連絡先交換しただけで満足していいのか」という心の声が聞こえてくるのが男というもの。しかし、肝心の相手の気持ちがわからない以上、「静かな場所に行こうか」とはなかなか切り出せないのも男心である。
こういう時、相手の女性の言葉に注目すると、その本心を見抜くヒントを得られることがある。実在する女子大生、OL、人妻、サラリーマンなど1600人への調査から女性の言葉の裏にある本音を探り、辞典化した『決定版 オンナの【建前⇔本音】翻訳大辞典』(日本女性言語学会/編、扶桑社/刊)によると、「エッチOKサイン」は、彼女たちの言葉の端々にあらわれているようだ。
■「家でゆっくり」を見逃すな
・「ちょっと酔っちゃったかも」
・「一緒にゲームやりたいな」
・「家でゆっくり飲まない?」
このあたりは、あまりにも有名な「OKサイン」。飲み会から二人だけで抜け出したり、お持ち帰りを期待するようなフレーズだ。さすがにここまで言われたら男性側も理解するはず。
同種の典型的なフレーズに「ゴキブリが出たー。なんとかしてー」もあるが、これを「エッチOKサイン」と受け取るのはかなり難易度が高い。しかし、ゴキブリ退治のために自宅に呼ばれているのは確かなわけで、そこは「ゴキブリぐらい一人でなんとかしろよ」と思わずに駆けつけてあげよう。その後何かいいことがあるかもしれない。
■「エッチOK」は終電前のセリフでわかる
・「私、男の人の指に弱いんだよね」
・「ぎゅっとされたい」
二人きりで飲んでいる時にこれらのセリフが出た時も、かなり期待度は高い。
指については「指を触りながら言う場合は、完全に欲情している」など、「その指でいろんなことされたい」という本音が隠されているという。また「ぎゅっとされたい」は、ガードを解いたときの言葉。ただし、まれに少女漫画的な展開を望んでいる場合もあり、その後の行動には注意が必要とも。
終電間際の言動にも、女性の本音はあらわれる。「明日、早いんだよねー」が飛び出したら、少なくともその日は脈なし。逆に
・「もう一杯頼んでいい?」
・「明日は予定あるの?」
・「この後どうする?」
といった言葉は、終電間近だというのにわざわざ「自分はまだ一緒にいたい」をアピールしている。つまり、相手から誘われるのを待っているのだ。
ここで紹介したフレーズを含め本書に書かれている「本音」と「建前」は、アンケートによる一つの結果であり、女性の本音を汲み取る目安であり、全てに当てはまるわけではないことは了承願いたい。
本書では、上記以外にも浮気・不倫、婚活などのシーン別に男女の駆け引きフレーズが552例。女性の建前と本音を見抜ければ、楽しい夏を過ごせるはずだ。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。