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資格スクールの恐ろしい実態 リピーター量産、合格者を食い物、ヤラセ写真…
「通称“ヒヨコ食い”です。要するに、資格を取得したばかりで右も左もわからないヒヨコちゃんを食い物にしている人や塾が、たくさんあるのです」(須田さん)
中には、6日間で33万円と非常に高額な講座もある。
「内容はお粗末そのもの。まずは自己紹介の練習から入り、営業のロールプレイング、プレゼンのやり方などを教える程度。資格者の夢である本の出版をチラつかせ、『出版企画会議に参加できる』と謳うケースもある。まるで出版計画などないのに。ところが、食われたヒヨコのほうは、SNSなどで仲間に『あの有名な先生から執筆のお手伝いを依頼されちゃいました!』なんて自慢しているのですから、おめでたいとしか言いようがありません」(須田さん)
その「有名な先生」とて実際は本業の仕事が皆無で、“ヒヨコ食い”だけで生計を立てていたりするのだ。
このように、「資格学校」の裏には、生徒を食い物にするブラック過ぎる闇がうごめいている。詳しい実態は、須田さんの著書『資格ビジネスに騙されないために読む本』(鹿砦社)を参考にしてほしい。
(文=佐藤留美)
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