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アジア最後のフロンティア「ミャンマー」は本当に有望な投資先か?

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 天然ガスの推定埋蔵量は2,000億立方メートル。鉱物資源も銅、鉛、銀、錫、タングステン、金などもある。農産物の産出量も国内の需要を補って余りある。 地理的にも、中国、インド、ASEANに囲まれた位置にあり、物流の拠点としての可能性も十分にある。

 そうしたメリットがありながら、不安も残るのが不安定な電力供給事情だという。国民一人当たりの電力使用量は東アジア・太平洋地区で最低水準であり、いつ停電するかわからないほどに脆弱な電力供給事情は、工業団地の企業にとっては大きなリスクであり、経済発展の妨げにもなっている。

 近年は、国を挙げて電力増強に挑んでいるが、その成否が「アジア最後のフロンティア」の舞台になり得るかどうかのカギを握っているのかもしれない。
(ライター/大村佑介)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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