「幸せになるにはどうすればいいんだろう」…そう考えたことは誰にでもあるはずだ。では、そのために、どのように生きていけばいいのか。充実した人生を実現させるにはどうしたらいいのか。
幸福になるための生き方にはコツがある。そのコツを教えてくれるのが『「幸せになれる生き方」のコツ』(植西聰著、扶桑社刊)だ。
本書では、心にプラスのエネルギーを送り、運を引き寄せ、幸せになるためのヒントを紹介している。
■幸福をもたらしてくれるのは「積極心」
幸福であるためには、日々を楽しく生きていくことが大切だ。しかし、これは簡単なようで難しいことでもある。
そこで本書では楽しく生きるためのコツとして「積極心」を持つことをあげている。「積極心」を持つために大切なことは、好奇心旺盛になること。「面白そうなことは何かないか?」と意識してアンテナを張って毎日の生活を送る。そうしていれば、新しい発見や興味を持てそうなことが見つかるはずだ。
そして、新しい興味が見つかれば、それを体験してみる。すると、自然と幸福な気持ちがわいてくる。また、新たな趣味や運動をすることでたくさんの人たちと知り合うことができる。それが幸福感の一つとなるのだ。
■ポジティブな想像が積極性を生む
ただ、積極的になることが性格的に難しいという人もいるかもしれない。そこで意識的に積極心を持つうえで大切なのが、「良い想像をする」ことだ。
先のことに対して「失敗するかもしれない」と悪い想像ばかりしていては、前に進むことも、新しいことにチャレンジすることも、躊躇してしまって身動きできなくなる。なので、良い想像を定着させるために、紙に書き出すといい。「きっとうまくいく」「幸せになれる」といった文字を書き出し、幸せに暮らしている自分を具体的にイメージするのだ。
そうすることで、弱気な性格であったとしても、頭の中をプラスに切り替え、積極的になることができるはずだ。
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このご時世、外出をせずに家にいる時間が長くなった。そこで「幸せってなんだろう?」というような人生について思いに耽る時間もできるもの。
人生について考える時間があるというのも、疲れた心を整えるいい機会と捉えることもできる。これから、もっと良い人生を送るためにも、自分にとっての「幸せ」について、考える時間をとってみてはどうだろう。(T・N/新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。