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四面楚歌の外交問題の解決の活路は「ロシア」~“最後のフィクサー”の提言とは?

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0629_sinkanjp.jpg※画像:『怪物フィクサーに学ぶ「人を動かす」』著:朝堂院 大覚/サイゾー

 日本はいま、四面楚歌だ。尖閣諸島の国有化による中国との関係悪化、韓国の竹島占領、進まない北方領土返還交渉。島国日本はロシア、中国、韓国など、近隣の諸外国すべてと領土的には紛争状態にあるといって過言ではない。

 それに加えて解決しない北朝鮮の拉致問題、TPP交渉の難航など、日本外交は問題が山積み。これから先、グローバル社会で日本が優位性を保ちながら生き抜いていくには、どうすればよいのだろうか? 

 この状況を打破する素晴らしいアイデアを持つ人物がいると聞いて、会いにいった。

 その人物とは「カミソリ後藤田」と呼ばれた故・後藤田正晴氏の懐刀として政治にも影響を及ぼし、ニカラグアのオルテガ大統領などをはじめとした海外の大物政治家ともパイプを持つ“フィクサー”朝堂院大覚氏。通称「総裁」と呼ばれ、多くの人から尊敬を集める彼が語る、日本が国際社会で生き延びる方法とは? 特別インタビュー動画も併せてご覧あれ。

●21世紀の世界のリーダーを狙え!

–総裁、まずは世界情勢についてご意見を伺いたいのですが。

朝堂院大覚氏(以下、総裁) まず、いま「ドルの時代」が終わろうとしている。この100年、世界の主軸通貨として力を持っていたドルだが、アメリカのデフォルトを見ても明らかなように、ドルの求心力はどんどん落ちてきている。必要になってくるのは新しい主軸通貨だ。新たな主軸通貨には何がふさわしいと思うかね?

–何でしょう? ユーロですか?

総裁 いや、ユーロは壊滅的状況だ。ユーロ加盟国のうち18カ国は財政が破綻しており、調子がいいのはドイツ、オランダ、ベルギーの三国のみ。これでは主軸通貨としての機能は期待できない。そもそも主軸通貨は世界の覇権をとる国の通貨だ。世界のリーダーを見極め、その国と友好関係を結ぶことは、周囲を敵国に囲まれている日本にとっても大切だ。では、世界の覇権をとる国はどこだと思う?

–GDPが世界2位を達成した中国でしょうか?

総裁 違う。王者になる人物を見抜けぬようでは立派な人間にはなれんよ、君。21世紀、世界の覇権をとる国はロシアだ。

 なぜなら、21世紀は希少な資源を世界で争う時代になるが、ロシアの大地には世界の資源の50%が埋まっているとされている。そのうち40%が北極にあり、これが未開発。開発が始まりつつあるシベリアでも、90%以上は手つかずの大地だ。つまり、ロシアはこれから必要になる資源の大半を一国で独占しているんだよ。

–総裁は何十年も前から、ロシアを中心とした世界について言及されていますね?

総裁 そう、ロシアと旧ソ連邦だった国々を中心としたユーロシア・アライアンス構想だ。私は40年前からこの構想を提唱し、実際にロシアにも働きかけている。21世紀の世界ではユーロシア最大の勢力であり、豊富な資源を持つロシアが中心となってリードしていく以上、ユーロシア政治経済圏の確立は急務だ。そしてそのメンバーに日本が入るべきだ。日本に一番近い最大勢力国家はロシアなんだから。

 総裁いわく、21世紀はドルに代わってユーロシア共通通貨が世界の主軸通貨となるそうだ。そしてそれを見越して、韓国はロシアと友好的に関係を深めているらしい。  

 総裁は言う。日本はTPP交渉をしている場合でも、アメリカに尻尾を振っている場合でもないと。いまこそ日本はロシアと手を結び、ユーロシアの一国として活動することが必要なのだと。

 圧倒的な力強さでユーロシア・アライアンスについて熱く語る総裁。73歳の総裁だが、日々日本のご意見番として旺盛な発信活動を続けている。詳しくは、下の動画をご参照いただきたい。

 この動画では、ユーロシア構想に加え、総裁だからこそ知っている原発の真実や東京オリンピック招致の裏事情なども暴露されている。

 また、総裁の初の著作『怪物フィクサーに学ぶ「人を動かす」』(サイゾー)も好評発売中だ。最後の大物フィクサーの生き様をぜひご覧あれ!
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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