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●表現力を上げる方法
横隔膜が自在に使えるようになったら、次のステップは表現方法だ。
「表現」するためには横隔膜を使って息の流れをコントロールする必要があるという。例えば、強い表現をしたい時には、横隔膜をしっかり使い、勢い良く息を流す。一方、優しい表現をしたい場合には、横隔膜を緩く使い、息を緩やかに豊かに流す。こうすると多彩な表現を心の底から行っているように聞かせることができ、信頼感につながるという。特に経営者など、話に信頼感や説得力を持たせたい人は、横隔膜を使って発声すると効果的だ。
Sさんはこの日、これまでの訓練のかいあって、少しずつ横隔膜が使えるようになってきていた。そのため、息のスピードをコントロールする練習に取り組んでいたのだ。
レッスン開始から1時間が経過した。この間に、Sさんの声は別人のように変化した。ハリがあり、ずっと聞いていたくなるような良い声だ。話すスピードも半分くらいまで遅くなり、話す内容に頭が十分ついていけるから、内容がすんなりと理解できる。Sさんも「このレッスンを受け始めてから、自分の声が確実に変わってきたのがわかる」と満足げだ。
この横隔膜を鍛える独自のトレーニング方法は、11月に出版された『DVD付 リーダーは低い声で話せ』(永井千佳/KADOKAWA 中経出版)で詳しく知ることができる。
これによって魅力的な声を手に入れることができれば、プレゼンでも1対1の交渉事でも自信を持って臨めるかもしれない。リーダーならずとも、試してみる価値はありそうだ。
(文=松田イワシ)
『DVD付 リーダーは低い声で話せ』 本書でご紹介するエグゼクティブ・ボイストレーニングは、ダイエットと違って、道具もいらなければ、面倒な運動も食事制限も必要ありません。他人に知られず、ひとりで行うことができます。一度トレーニングで身につけたよい声は、あなたを決して裏切ることはありません。リバウンドも後遺症もないのです。
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