幅広い世代から愛されている映画といえば、「ディズニー映画」ですよね。誰もが知っている「白雪姫」や「ピーター・パン」、「アラジン」などから、最新作「アナと雪の女王」まで、誰でも思い出の一作を持っているはずです。
老若男女問わず心をひきつけるディズニー映画ですが、実は語学学習にもピッタリだとおすすめするのが元同時通訳者で、現在はグローバルビジネスコンサルタントとして活躍している飯田百合子さん。
『夢をかなえる英語はディズニー映画が教えてくれた』(サンマーク出版/刊)の中で飯田さんは、ディズニー映画を英語(字幕も英語)で観ることが、英語の習得にとても良い理由として「7つの価値」をあげています。
ここではその中からいくつかをご紹介しましょう。
1 「シンプルさ」という価値がある
特に初期の作品に言えることですが、短く、繰り返されるセリフが多いのがディズニー映画。だから、とても伝わりやすい英語を学べるというのが特徴的です。
私たちは説明を補うためについ余計な言葉を使ってしまいがちですが、シンプルなほど伝わるもの。そのセリフのシンプルさを学ぶ上でディズニー映画はうってつけなのです。
2 「模範的な言葉」を学ぶことができる
ディズニー映画は子どもから大人まで親しめる作品ばかり。だから、言葉づかいも万人にわかりやすく、とても丁寧、大人の会話でも役立つ模範的な言葉が多いのです。こちらもやはり「白雪姫」などの初期の作品から学ぶのがおすすめ。教育的にも好ましい言葉が散りばめられているので、親子で勉強できますよ。
3 子どものころから使っていたかのような英語フレーズを知ることができる
英語ネイティブではない私たち日本人にとって、ディズニー映画は子どものころから使っていたかのような英語フレーズを知ることができる良質なお手本。「この場面はこのフレーズを使っているのか」といった具合に気づきがいっぱいです。
この3つの他にも「実際の仕事の場でも使うことができる」「歌を覚えれば、日本語とは違うリズムを感じることができる」など、ディズニー映画を語学学習で使うことに対するたくさんのメリットがあげられています。
本書ではディズニー映画を語学学習のために利用するときのアドバイスや、どの作品からどういうことが学べるかなどが説明されており、ディズニー映画ファンの人も楽しめるはずです。
飯田さんは帰国子女でもなく、留学経験もありませんでしたが、ディズニー映画を通して語学力を高め、同時通訳者になりました。その夢をかなえられた理由は、やはり好きな作品を通して英語学習も自然に「楽しむことができたから」に尽きるはずです。
なかなか英語が上達しない…という方は、好きなディズニー映画のDVDを引っ張りだして、さっそく勉強をはじめてみてはいかがでしょう。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。