世の中には様々な職業が存在するが、どんな職業でも同じ職種同士の「あるある話」で共感できることは多い。その職業だからこその苦労話や職業病があるはず。同じ職業の人と飲み会などで盛り上がったという経験のある人も多いだろう。
『夜明けに向かってコアダンプ』(きたみりゅうじ/著、技術評論社/刊)は、IT業界で働く普通の人々による様々な好プレーや珍プレーを、4コマまんがを交えて紹介するWeb連載『きたみりゅうじの聞かせて珍プレー』を一冊にまとめたもの。
恥ずかしかったことや腹が立ったことなど、72編のエピソードの中から2つ、ここで紹介しよう。
【職業病】
グラフィックデザイナーの同僚とファミレスに行ったときのこと。メニューを見てイライラしている様子のデザイナー。「どうしたんだ?」と聞くと「ここ見ろよ!」とハンバーグセットを指差した。
「何でフォントが明朝なんだよ。ガッツリ系のハンバーグなら絶対ゴシックのほうがしっくりくるだろ!」
なんと彼はメニューのフォントの種類に怒っていたのだ。コンビニで新商品を買うときも、味や値段よりもまず、パッケージのフォントを見るという。これも一種の職業病といえるかもしれない。
【SE流恋愛術?】
忘年会でのこと。とある部署の上司とその部下の社員が突然の結婚報告。付き合っているように見えなかった2人だが、こっそりメールでやり取りでもしていたのか。その上司の答えは「メールやメッセンジャーだと見られる可能性があるのでやっていない。実は開発環境のデータベースに2人だけの秘密のテーブルを作って、そこに書き込んで連絡取りあっていた」だった。その発言に会場は大爆笑。とても盛り上がった忘年会となったという。
本書は読者からの体験談をまとめたもの。IT業界で働く人たちのごくありふれた身近な投稿の数々は、その業界で働く人たちにとっては親近感を抱くはず。他業界で働く人でも、IT業界、SEとして働く人たちの日常のひとコマを見ることができるだろう。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。