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TBSに批判の声が続出…WBCで大谷翔平だけにフォーカス、他選手は眼中になし?

文=Business Journal編集部
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TBSに批判の声が続出
中国戦での大谷翔平(「Getty Images」より)

 3月9日に開幕したワールドベースボールクラシック(WBC)。日本代表は初戦となる中国代表との戦いに8対1で快勝。

 AmazonPrimeで配信されたほか、地上波でもTBS系列で放送され、試合開始以降の関東地区の平均視聴率が世帯41.9%、個人27.1%(ビデオリサーチ調べ)と高い数字を記録し、関心が集まっていることをうかがわせた。

 特に注目は、“二刀流”で出場した大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)であることは間違いない。先発投手として4回1被安打無失点の好投で、打者としても1対0の膠着状態を打破する2点タイムリー二塁打など2安打。試合後のヒーローインタビューに大谷が選ばれたのも納得の活躍だった。

 とはいえ、もちろん試合は大谷だけでやっているわけではない。

「まず、切り込み隊長の役割で大活躍したのはラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)。守備でもファインプレーを見せ、チームに勝ちムードを呼び込んだのは間違いなくヌートバーです。また、中国にホームランを打たれて2点差に追いつかれた場面で追加点となるホームランを打った牧秀悟(横浜DeNAベイスターズ)、中国打線を圧倒するピッチングを見せた戸郷翔征(読売ジャイアンツ)、湯浅京己(阪神タイガース)、伊藤大海(北海道日本ハムファイターズ)も見過ごせない活躍でした」(スポーツ新聞記者)

 韓国戦に向けて懸念点や反省点もあるだろうが、多くの選手の力が合わさって勝利を得たのは間違いない。だが、TBSの中継では大谷だけにフォーカスされ、ほかの選手たちは、まるで無視するかのような演出が物議を醸した。

「一般的な野球中継では、イニング間などに試合を振り返るハイライト映像を入れますが、中国戦では“大谷ハイライト”として、大谷のプレーに特化した映像が何度も流されました。それに対して、試合全体を振り返るハイライトは試合終了後ですらありませんでした。

 確かに、普段あまり野球を見ないライト層からも『WBCは大谷が出るから見る』との声があるほど、大谷に注目が集まっているので、テレビ局側としては大谷を中心に演出するのはわかります。それでも、あまりにもほかの選手を無視しすぎていると感じます」(同)

 大谷は好感度も高く、コアなファンもライトなファンも大谷に関心が集まっているため、大谷中心の演出をしても視聴者から苦情がでることはないだろう。だが、ほかの選手も含めて試合の流れを紹介するハイライトも流すべきではないだろうか。

 またTBSといえば、8日に放送された『水曜日のダウンタウン』で「砂かけババア、部屋に出たら最悪説」との企画で、お笑い芸人の自宅で“砂かけババア”が砂を撒く行為が「笑えない」「これを通すTBSの良識を疑う」「やりすぎで不快」など批判の声が噴出した。

 視聴者の感覚と少し乖離があるようにみえるTBS。注目度の高いWBCを中継するなか、大谷だけに偏った演出ではなく、日本代表全体を盛り上げるような放送をしてほしいところだ。

(文=Business Journal編集部)

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