「うまい話にはウラがある」という言葉があるように、人から聞かされる話は、自分にとって必ずしも「いい話」ではありませんし、知り合う人が皆「いい人」というわけでもありません。そう、私たちの身の周りには「乗ったらいけない話」や「付き合ってはいけない人」がひしめいているのです。
これらに引っかかっていては、願っているような人生は手に入りません。しかし、騙されたり、乗せられやすい性格というのは、やはりあります。
他人と自分を比較して行動する人
人はどうしても他人と自分を比べてしまいます。
自信がない人ほどそれは顕著で、他人の優れている点を自分と比べては、落ち込んだり、自分は無価値な人間なのではないか、と劣等感を抱きがち。
こういったマイナスの感情をバネに努力できるならいいのですが、残念ながら皆がそうはいきません。自信のなさを誤魔化すように偽の資格取得に走ったり、裏ワザ的な情報や調子のいい儲け話に飛びついて、騙されてしまう人も多いのです。
知人の真似をしてしまう
知人から勧められた商品や、芸能人や有名人が愛用しているという商品を真似して買ってしまう人も、やはり結果的に損をしたり、不利益をこうむる可能性が高くなります。
これも自信がない人に多いのですが、不安から逃げたいという心理から、成功している(ように見える)人が勧めるものを盲目的に取り入れてしまうのは、非常に危険。なぜなら、そこには自分なりの検討や判断がないからです。
たとえ家族から勧められても、本当に自分に必要なものかどうかは自分で判断する習慣をつけることで、変な話に騙されたり、自分にとって害のある人と付き合うことは避けられます。
人を疑わない
疑うより信じるという姿勢は、人付き合いにおいてとても大事なことかもしれません。しかし、あまりに人を疑わないのも考えもので、悪意のある人に騙されてしまうかも。この人は信用して大丈夫かを見極める目は養っておきましょう。
人を判断する際に、著者が勧めるチェックポイントは以下の3点。
・人の目を見て話すか(最低限の礼儀。これができていない人は要注意)
・話の受け答えがスムーズか(「でも」「そうかなあ」など、話の流れを遮る言葉が多い人は要注意)
・最後まで話を聞くか(平然と相手の話を遮る人は要注意)
これを基本に、自分なりの判断基準を作りあげていけば、人に騙されたり、悪い話にのせられたりすることは減るはずです。
『40代で後悔しないためのカスを掴まない技術』(大坪勇二/著、角川学芸出版/刊)には、私たちを幸せから遠ざける「避けた方がいい話」「付き合わない方がいい人」の見分け方、避け方が詳しく解説されています。
「最近ツイてないな」と思う人やがんばりが周りからの評価に結びつかない人は、この本が悪い流れを変える転機になってくれるかもしれません。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。