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銀行の恐ろしい素顔 コネ融資、接待漬け、倒産目前の社長宅に深夜押しかけ

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「Thinkstock」より
「月刊テーミス」(テーミス/6月号)は『テレビドラマを席捲する 池井戸潤「元銀行マン作家」ブームの秘密 : 「半沢直樹」のヒットで相次ぎ原作が起用されたがテレビ局の安直なやり方に問題も』という記事を掲載している。同記事は次のように池井戸作品の人気の理由を追っている。

「昨年度、最高視聴率42.2%を叩き出したお化けドラマ『半沢直樹』(TBS系)の原作者、池井戸潤氏の作品が相次いでテレビドラマに起用され、話題になっている」

「TBSは4月からリストラ寸前の社内野球部を中心に、倒産危機に陥った会社が奇跡の逆転劇を起こす『ルーズヴェルト・ゲーム』を放映」

「『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ)は、池井戸作品中、唯一の女性主人公が活躍する銀行もの。メガバンクの支店でトラブルを解決していく1話完結型のドラマで(略)5月中旬までの平均視聴率は約16%で今季春ドラマのトップを走る」

 池井戸氏は慶應義塾大学を卒業後、旧三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行。同じ“元サラリーマンで直木賞作家”の東野圭吾氏と同様に、今後もテレビドラマ業界からの注目が集まりそうだ。

 実は、池井戸氏は1995年に三菱銀行を退社し、しばらくの間、経営コンサルタント業をしていた。その間に何冊かの経営指南のビジネス書を出している。

 今回は、すでに絶版となっている池井戸氏のビジネス書の中から、役に立ちそうなヒントを紹介してみたい。

 まずは、amazonで6500円もしている事実上のデビュー作『お金を借りる会社の心得 銀行取扱説明書』(中経出版)だ。「銀行は、その社会的な影響力、公共性を考慮して、自行の取引先方針や融資についての考え方をもっとディスクローズ(開示)するべきである」という書き出しで、金融機関がいかにして取引先を格付けしているか、またそれに基づいて取引をしていることを明らかにした一冊だ。

 この本について池井戸氏は「銀行員のときには“三菱”という信用のある看板がありましたが、退職したら何もない。個人として何か看板をつくらなければならないと思いました。それで、銀行融資の本を書きました。コネも何もなかったのですが、出版社に持ち込んだら、本になったんです。(略)この時分かったのは、私は書くことが得意なんだということ。そして資金調達のノウハウに価値があるということでした」(「月刊人事マネジメント」<ビジネスパブリッシング/2000年10月号インタビュー>)と語っている。

●銀行から融資を引き出す裏技

 何冊か読んでみて、用語などが古いものの、実用的でオススメなのは、2作目の『借りたいとき・借りたいだけ銀行融資をうまく引き出す法』(日本実業出版社)だ。

「創業資金に応じる銀行はない。理由は簡単で、創業期の企業には融資判断をするだけの実績がないからだ。(略)どうしても銀行から創業資金を引き出したいと思ったら、直接『カウンター攻撃』をするなどという単純な作戦では駄目。話にならない。