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BIGLOBEにワイモバ、格安スマホと格安SIMはどれを買うべき?意外な長所と短所

文=エースラッシュ
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●イー・アクセスとヤフーが連携した「Y!mobile」

 イー・アクセスがソフトバンクの傘下に入り、ウィルコムと合併して誕生したワイモバイルが、ヤフーと業務提携して生まれたブランド「Y!mobile」は、格安で利用できるスマホサービスを提供する。

 ターゲットは、まだスマホを使ったことのない人だ。サービスの内容をわかりやすく、利用料金を低くすることでスマホ初心者の獲得を狙っている。

 データ容量別に3つのプランが用意されているのは「BIGLOBEスマホ」と似ているが、大きな特徴は通話面がかなり強化されていることだ。2年間適用される「スマホプラン割引」を適用した料金は、最も安価な1GBまで通信できる「スマホプランS」で2980円。このパックは10分以内の国内通話を月内に300回利用できる。

 つまり、ちょっとした連絡に電話を使うという人にとっては、ほぼ電話料金も込みの値段ということになる。ウィルコムが提供してきた、誰と話しても定額というプランは、オプションの「スーパーだれとでも定額」として1000円で追加可能だ。

 ヤフーと連携しているため、検索サイト大手の「Yahoo!JAPAN」のプレミアムサービスを月額500円で受けられるなど、ほかのスマホとは一風違ったサービスもある。「Yahoo!JAPAN」のサービスを利用するごとに「パケットマイレージ」が貯まり、それによって月額の利用可能容量が増えるというサービスも興味深い。

 端末の選択肢が多いのもよい。8月時点では、STREAM S 302HW(Huawei)、DIGNO T 302KC(京セラ)など10種のスマホが用意されている。つまり、ウィルコムとイー・アクセスが扱っていた端末が利用できるということだ。

 端末料金が月額利用料とは別にかかるので、少しわかりづらい部分もある。ちなみにSTREAM S 302HWを新規で申し込み、スマホプランSで使った場合の月額利用料は4298円だ。

 すでに長年通信サービスを提供してきた企業によって新しくつくられたブランドであるため、サポート面等では信頼できると考えてよいだろう。またSMS、キャリアメールも当然提供されるのも魅力だ。

●格安SIMは面倒だという人に

 安く使いたいだけならば、格安SIMがある。しかし、それを使いこなすには、ある程度の知識が必要だ。どの端末にどのSIMが挿入できるか、という程度では不十分だ。携帯電話キャリアからスマホを購入すれば当然使えるキャリアメールやSMS、テザリングといった機能が、当たり前には使えなくなることを理解しておかなければならない。

 テザリングなんて難しいことはしない、LINEがあるからキャリアメールはいらない、という人はいるだろう。しかし、そのLINEでID検索機能を利用するためには、SMS認証が必要だ。

 また、格安SIMを使うためには、SIMフリー端末を用意しなければならないという問題もある。家族のお古があれば簡単だが、そうでなければ中古で購入することになるのが一般的だろうが、「スマホを持ったことがなく、一度使ってみたい」という人が手を出すにはハードルが高すぎる。

 すでに十分スマホを理解し、使いこなした上で、自分に不要なサービスをそぎ落として使うというならば格安SIMでもよいが、わからないからこそ安価に使い始めたいという人にとって便利な選択肢となるのは、今回紹介した「BIGLOBEスマホ」や「Y!mobile」だろう。
(文=エースラッシュ)

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