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iPhone 6、どのキャリアで買うべき?安定して高速通信はau、音声重視ならドコモ?

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「アップル公式ウェブサイト」より
 19日に発売されたiPhone 6/iPhone 6 Plus。購入を検討している人もいると思うが、機能について検討する上で、わかりづらい言葉もあるのではないだろうか。例えば、キャリアアグリゲーション、TD-LTE、VoLTEという言葉は、特にスマートフォン(スマホ)の通信に興味を持っていなければ、なかなか理解できないだろう。

 しかし、これらはiPhoneユーザーが大きな恩恵を受ける可能性のある技術なのだ。今回は、これらの通信技術について紹介したい。

●高速化と効率化を実現するキャリアアグリゲーション

 Long Term Evolution(LTE)という高速通信規格を表す言葉を聞いたことがある人は多いだろう。LTE-Advancedなど、LTEはさまざまな技術を伴って新しい規格が登場している。キャリアアグリゲーションも、そのLTE規格のひとつだ。「CA」と書かれることもある。

 キャリアアグリゲーションは、複数の周波数帯を束ねて通信に利用する。LTEより高速な通信が可能になるが、ユーザーが特にその恩恵を感じられるのは、動画などの大きなデータをダウンロードする時だろう。また、多くの人が集う場所で、従来は通信が遅くなってしまっていたが、安定した速度が確保できるようになる。

 国内で、すでにキャリアアグリゲーションを導入しているのはKDDI(au)だ。NTTドコモは2014年度中、ソフトバンクモバイルは15年度以降に対応する予定で、大手3キャリアがそれぞれに対応するのも時間の問題ではある。

●利便性を感じやすいTD-LTE

 LTEには、大きく分けると2つの通信方式がある。現在、日本国内で展開しているスマホの多くが使っているのはFD-LTE(FDD LTE)で、単にLTEという場合、一般的にはこちらを指す。データの上りと下りで別の周波数を利用する方式だ。

 もう1つがTD-LTEで、データの上りと下りで同じ周波数を利用する。ごく短時間で上り専用と下り専用の通信を切り替えて運用する。その切り替えについても、上りの速度を抑えて下りを高速にするなど、ユーザーが利便性を感じやすいように調整できるのが特徴だ。日本ではauの「WiMAX 2+」と、ソフトバンクの「SoftBank 4G」がこれに当たる。

●LTEを使って音声通話をするVoLTE

 スマホでは当たり前に利用されているLTEだが、現在はデータ通信専用の規格となっている。これまで音声通話で使っていた回線交換という方式が組み込まれていないため、通話には3G回線を使っている状態だった。

 3G回線は、通信速度が遅く帯域が狭いため、通話中はデータ通信ができない上に音質も悪い。そこで、LTEを使ってこれらの問題を改善しようとして生み出された技術がVoLTEだ。

 音声をデータ化してパケット通信でやりとりする仕組みはIP電話と同じだが、VoLTEは通常の電話機能をそのまま使える点が特長だ。ユーザーは特に何もせずに電話を使えるが、音質は改善し着信も速くなるという。通話中にエリアメールを受け取るなど、技術的には通話とデータ通信も両立可能だ。