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ルディー和子「マーケティングの深層と真相」(10月6日)

深まるアマゾンvs.欧州の構図 文化保護や租税回避めぐる対立、妥協しないアマゾンの勝算

文=ルディー和子/マーケティング評論家、立命館大学教授

 アマゾンはそういった妥協をしないので、英国でブランドイメージを落とすことになるのではないかと危惧する声も聞こえるが、ブランドイメージが落ちても売り上げは伸びるというケースもありえる。日本でもアマゾンが日本の税金を払っていないと問題になったことがある。心情的にはアマゾンで買いたくないと思っても、即日・翌日配送はやはり便利なので消費者は利用してしまう。代替となる小売業が存在しないのだから仕方がない。筆者を含めて多くの消費者は(独仏英国の消費者も含めて)、なんだかんだといっても結局は購買し続けてしまうのではないだろうか。
(文=ルディー和子/マーケティング評論家、立命館大学教授)

ルディー和子/マーケティング評論家

ルディー和子/マーケティング評論家

早稲田大学商学学術院客員教授。
国際基督教大学卒業後、結婚・渡米を経て帰国、
米化粧品会社のエスティ ローダー社で働きながら
上智大学国際部大学院経営経済修士課程修了。
エスティ ローダー社ではマーケティングマネジャー、
出版社タイム・インク/タイムライフブックス社での
ダイレクトマーケティング本部長を経て、
マーケティング・コンサルタントとして独立、
自身の会社ウィトン・アクトンを設立
ルディー和子オフィシャルブログ

Twitter:@shouhigaku

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