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ブラック企業アナリスト・新田龍「あの企業の裏側」(11月1日)

オリラジ藤森P居酒屋運営企業へ2億円損害賠償請求 食中毒事件多発、組織的問題点の告発相次ぐ

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川中商事が運営する、ある店舗について書き込まれた口コミ(グルメサイト「食べログ」より)
 ブラック企業アナリスト」として、テレビ番組『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)、「週刊SPA!」(扶桑社)などでもお馴染みの新田龍氏。計100社以上の人事/採用戦略に携わり、数多くの企業の裏側を知り尽くした新田氏が、ほかでは書けない「あの企業の裏側」を暴きます。


 真偽のほどはさておき、世間で「ブラック企業」の代名詞かのように語られるワタミ。同社を筆頭に、居酒屋業界はどうしてもその労働時間や労働環境、賃金の問題から、世間ではブラックだと認識されやすく、「白木屋」を展開するモンテローザ、「庄や」を展開する大庄などもしばしば批判の対象となっている。

 そんな居酒屋業界において、一般的にはあまり名を知られていない川中商事という企業がある。

「竹取御殿」「竹取百物語」「竹取桜めぐり」「竹取の楽宴」「竹取の音色」「竹取の眞ぼろし」「和花の宝石箱」「花のたまて箱」「月のかけはし」「和花の扉」「柚柚~yuyu~」「柚庵~yuan~」「ゆずの庭」「京の町に夢が咲く」「楽宴の贈りもの」「さくらさくら」「桜坂」「和桜ひとひら」「CASA」「パスタベラ」「若の台所」「赤鶏御殿」「かまくら御殿」「北海御殿」「青の洞窟物語」「源氏のこころ」「水都の饗宴」「お祭り御殿」「寿司よろしくでぇ~す」(ちなみに「赤鶏御殿」と「若の台所」は「三代目若乃花プロデュース」、「寿司よろしくでぇ~す」は「オリエンタルラジオ藤森プロデュース」を銘打っている)

 川中商事が展開する居酒屋はこのように多岐にわたり、駅前ビルの地下や3階以上のフロアに大きくきらびやかな看板とともに入居しているケースが多いのだが、気になるのは同社の実態がほとんど不明なことである。

 そもそも、会社のホームページが存在せず、インターネットで調べても店舗を紹介する「ぐるなび」や「食べログ」のページか、アルバイト求人サイトの情報がちらほら見えるのみだ。その求人サイトでわずかながら確認できる情報によると、設立は2006年(「とらばーゆ」による情報。「マイナビ転職」では「07年」となっている)。グループ全体の従業員数は6000名(正社員500名、アルバイト5500名)という規模で、全国で380店舗もの居酒屋やレストランを展開しており、年間40店舗のペースで新規開店中。目標店舗数は500店舗であり、国内のみならず、タイ、マレーシア、アメリカ本土、ハワイ、香港、インドネシア、カンボジアへの進出を計画しているという。

 また待遇面をみると、求人サイトに掲載されているモデル年収例では

「年収1200万円 経験2年/(月給80万円+業績給)」
「年収1800万円 経験4年/(月給100万+業績給)」

などとなっており、全店舗黒字経営とのこと。