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YouTuberブームのまやかし 成功の可能性はほぼゼロ?大多数の「稼げない人」

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HikakinTV(動画投稿サイト「YouTube」より)
「好きなことで、生きていく」というキャッチコピーで話題の“YouTuber”。恐らくテレビCMや電車内広告で見かけた人も多いだろう。

 YouTuberとは、動画投稿サイト「YouTube」上に動画を公開し、その再生回数に応じて広告収入を得ている人たちを指す。中には、HIKAKINやマックスむらいのように、年収ベースで数千万円以上稼ぎ出す人も現れ、最近注目を集めている。そしてその人気は今では小中学生にまで広がり、将来は「HIKAKINさんやマックスむらいさんのようなYouTuberになりたい」と言う子どももいるほどである。

 そこで、なぜここまでYouTuberが人気となっているのかについて、『2ch、発言小町、はてな、ヤフトピ ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い』(アスキー新書)の著者であり、ネットウォッチャーのHagex氏に話を聞いた。

YouTuberとして生活できるのは1割

「YouTuberの人気が高まっている理由としては、まずYouTubeを運営しているグーグルが、もっと多くの人に見てもらうために動画を作成する人を広く募集しているという点が挙げられます。テレビCMや電車内の『好きなことで、生きていく』という広告は、その一環です。これによってYouTuberの認知度が劇的に向上し、注目を浴びるようになりました。

 また、それとは別に小中学生向けの動画コンテンツがここ1~2年で伸びており、この層がHIKAKINやマックスむらいをよく見るようになったことも大きな理由です。それに2010年頃から、親がYouTubeで『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ系)や『しましまとらのしまじろう』(テレビ東京系)などのテレビアニメを子どもに繰り返し見せていた家庭も増えており、その子どもたちが成長してスマートフォンやタブレットで動画を見るようになりました。昨今の子どもたちにとっては、テレビよりもYouTubeのほうが身近なくらいですので、テレビに出てくる芸能人よりもHIKAKINなどのYouTuberに憧れを抱くようになる子が出てくるのも自然な流れといえます」(Hagex氏)
注:アンパンマンの動画は非公式のコンテンツ。なお、しまじろうは公式チャンネル有り。

 企業努力に加え、若者のテレビ離れがYouTuberブームを後押ししていたということか。恐らく、テレビを見ない彼らにとって、YouTuberというのは非常にわかりやすい成功モデルなのだろう。では、実際にトップ層はどのくらい稼いでいるのだろうか?