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新ツタヤ図書館でまた重大問題発覚!中古本を大量一括購入、本をただのインテリア扱い

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 15年6月16日から16年3月2日まで、9カ月に11回にわたって数千冊ずつ購入されており、選書リストとしてCCCから市教委に提出された本の総計は約3万5000冊に上る。そのうち、実際に購入・登録された本は3万2000冊だ。

 公共図書館が、一度にそれだけの数の本を購入するのは極めて異例だ。「東京の図書館をもっとよくする会」の池沢昇氏は、次のように指摘する。

「普通、大図書館と呼ばれる蔵書の多い図書館では、書架をいっぱいに埋めることはありません。毎年買い足していって、順次増やしていくのです。一度に揃えてしまうと、数年後には古い本ばかりになってしまうからです」

 池沢氏は、海老名市立中央図書館の選書リストを分析した記事を『みんなの図書館』(図書館問題研究会/2月号)の誌上で発表して、その鋭い分析が話題を呼んだ図書館の専門家である。

 池沢氏の指摘を裏付けるように、蔵書数が同規模の千代田区立日比谷図書文化館(蔵書17万冊)をみてみると、2014年度に購入された図書は4555冊にすぎない。

 多賀城市立図書館の移転前の蔵書は約19万冊、そのうち開架図書は10万冊あった。さらに3万2000冊もの本を購入する必要はあったのだろうか。池沢氏はこう続ける。

「最大34万冊もの収容力を持った新図書館の建物をプロデュースしたのはCCCです。CCCにとっては、書棚にいっぱい本が詰まっているのがすばらしい図書館だという認識なのでしょう。彼らは、海老名でも同じことをしました。書庫をなくして、書庫にあった本まで表に出してすべて開架にしたのです」

 つまり、図書館としての機能や蔵書ラインナップよりも、ギッシリ本が詰まった高層書架の見た目=インテリアとしての「館内風景」を何より重視したともとれる。リニューアル時の追加購入蔵書数は、武雄市図書館で1万冊、海老名市立中央図書館では8000冊だったので、それらと比較しても多賀城市の3万2000冊は並外れた量を購入している。

 毎日数百冊ずつ選書しなければ、この短期間に3万5000冊も選書することはできない。そのような作業をCCCは行っていたということになる。

中古本を大量購入

 次に、多賀城市立図書館の選書リストをみて驚くのは、第1回~第3回、第5回の一部で選書した1万3000冊が「中古本」である点だ。

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