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中高生以外「完全排除」で人気爆発スマホアプリ、警告文が稚拙すぎて波紋広がる

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「ゴルスタ」の警告画面

 昨年からテレビCMで見かけるようになり、中高生の間で話題になっているスマートフォン(スマホ)アプリ「ゴルスタ」。「君だけの番組を生配信」「人気ユーザーがアイドルに!」といったキャッチフレーズが中高生の心をつかみ、利用者が急増している。

 テレビCMでは、学生たちが楽しそうに動画を配信したり、友達同士で動画を見て盛り上がっている様子が流れている。

「中高生限定」のアプリということで、同世代だけで楽しめ、かつ同世代間で話題となっている情報をいち早く得られる。また、自分が情報を発信し、人気を得られれば手軽にアイドルのようになれるという点も人気の要因だ。

 ゴルスタの運営会社は、教育事業を行うスプリックスという会社だ。1997年に私塾として創業し、全国に86の校舎を展開している。今年も10校開校するなど、事業は軌道に乗っているといえる。

 その塾経営会社が、なぜ突然スマホアプリを運営しだしたのか。その目的のひとつは、アプリによるターゲット層(中高生)の情報収集だ。アプリを利用するユーザーは、「ニックネーム」「メールアドレス」「学年」「性別」「通学する学校の所在地に関する情報」「(保護者名義を含む)クレジットカード情報」を提供する。また、スマホからは「端末情報」「ログ情報」「Cookie及び匿名ID」「位置情報」が運営側に通知される。

 このようにして得た情報は、「広告の配信、表示」「マーケティング」に利用すると規約に明記してある。つまり、中高生限定のアプリを配信することで、本業に活用するための情報を得ているのだ。

 もちろん、それ自体が違法なわけではなく、むしろ優れたマーケティング手法とすらいえる。アプリでは、イケメン講師が勉強を教える動画などもあり、学業向上に資するような側面も垣間見える。

 ゴルスタは、アプリ上でほかのユーザーと簡単に交流できる。しかも匿名で登録できるため、身近な人に話しにくいことまで相談できる。しかし、匿名性の高さは、多くのスマホアプリで懸念されているように、事件に巻き込まれる危険が伴う。簡単にチャットができる機能もあることから、話題が合えば簡単に友達がつくれる。「全国にいる同世代の趣味が合う人」と友達になれるというのは、非常に興味を引く半面、危うさもある。