7月22日、世界中で話題のスマートフォン(スマホ)アプリ「ポケモンGO」が、ついに日本でも配信された。解禁直後のTwitterでは即座に「トレンド」入りし、23日付日本経済新聞は「初日だけでダウンロード数は米アップルの基本ソフト(OS)を搭載するスマホで1位となった」と伝えた。
配信開始から1週間以上経った今も、街でスマホを片手にポケモンを探す人が散見される。しかし一方で、インターネット上にはすでに「つまらなかったから飽きた」「やめた」といった書き込みも。そこで、実際にポケモンGOをプレイ中の人に、どのような感想をもっているのか聞いてみた。
今回話を聞かせてくれたのは、都内在住の20代女性Aさん。
「普段はゲームとは無縁の生活で、LINEの『LINE:ディズニー ツムツム』ですらやったことがありません」
こう話す彼女だが、なぜポケモンGOはダウンロードしたのか。
「ちょうど私が小学生の時に任天堂のゲームソフト『ポケットモンスター』シリーズの第1作目が発売されました。私がやったことがあるのは初代の『ポケットモンスター・緑』だけですが、あの頃は本当に夢中になって、お気に入りのポケモンとの冒険を繰り広げたものでした。子どもの空想で、『現実にポケモンがいたら楽しいのに』などと考えていたのを覚えています。それが、大人になった今、ポケモンGOで現実になった。この感動は、ポケモン世代の人にはわかってもらえるんじゃないかな」
ポケモンGOはスマホのGPS機能と連動し、マップ上にポケモンが現れる。それをタップすると、画面を通して実際の風景上にポケモンが存在するように映し出され、「モンスターボール」でゲットできるのだ。
「ポケモンGOの魅力は“懐かしさ”だと思います。もちろん、最新の技術も凄いけれど、現実世界でポケモンに出会えるのが嬉しい。でも、『他者にオススメできるか?』と問われたら、私は『ノー』です。特に、普段からいろんなゲームをやっている人にとっては、“ポケモンを捕まえるだけ”のポケモンGOはつまらなく感じるのではないでしょうか。バトルも楽しめるようにつくられているけれど、それができるレベルに達するまでの作業も面倒だし、基本的には歩き回らないといけないゲームなので、雨の日の家の中ではほとんど遊べません。その辺は、今後バージョンアップされていくのかもしれませんが」