微妙な本数、2袋セットでテープぐるぐる巻き…スーパーで売られるソーセージへの疑問と意外な理由
この連載企画『だから直接聞いてみた for ビジネス』では、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問(?)を、当事者である企業さんに直撃取材して解決します。今回は林賢一氏が、ソーセージに関するさまざまな謎に迫ります。
【ご回答いただいた企業】
プリマハムお客様相談室
いきなりだが、スーパーマーケットで売られている“ソーセージあるある”から始めたい。
「なぜか包装ビニールが空気でパンパン」
こんな経験は誰にでもあるはずだ。次に、こちらはどうだろうか。
「なぜか2袋セットで売られている」
これもある。間違いなくある。あの剥がしにくいテープでクルクル巻かれているのも不思議だ。
だが、今回さらに気になるのは、上記のようなソーセージ王道あるあるではない。ソーセージの本数が気になるのだ。なぜ、あの量なのか。
たとえば、筆者が好きなソーセージに「香薫あらびきポーク」(プリマハム)がある。これも2袋セットで売られていることが多いが、1袋に入っているのが5本という微妙な数なのだ。
1人で食べるには、ちょっと多い。2人で食べるには、奇数本だから綺麗に割れない。3人で食べても、同じようにきっちり割れない。4人で食べたら、1本余る。5人で食べたらぴったりだが、5人で「香薫あらびきポーク」を食べる機会は、BBQ以外にあまりイメージできない。
つまりは、1袋5本というのは、なんとなく中途半端なのだ。偶数本であればきっちり割れるのに……などと悔しい思いをしているのは、筆者だけだろうか。たとえそうでも、こういう気になるギモンを直接聞いてみるのが本連載だ。
なぜソーセージは5本入りなのか
そこで、プリマハムお客様相談室に直接聞いてみた。
「ソーセージが1袋5本入りなのは、なぜですか?」
担当者 重量設定をしておりまして、「香薫あらびきポーク」ですと、すべての商品が90グラム以上になるように設定されております。そのため、5本入りや6本入りのものがあったりする場合がございます。