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視聴率8%の低迷を続ける傑作『母になる』…視聴者の涙腺を決壊させた意外な人物とは?

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『母になる』公式サイトより
 沢尻エリカ主演の水曜ドラマ『母になる』(日本テレビ系)の第5話が5月10日に放送され、平均視聴率は前回から0.4ポイントアップの8.3%(関東地区平均、ビデオリサーチ調べ)だったことがわかった。3週連続1ケタとなってはいるものの、ドラマの質に対しては高い評価を寄せる視聴者が多いことから、このまま8%前後の水準で推移しそうな気配がある。


 第5話では、施設に戻る途中で姿をくらました広(関西ジャニーズJr. 道枝駿佑)が今偉(望月歩)と一緒にネットカフェにいたことが判明。行方不明になっている今偉の母親がインターネット地図の写真に写り込んでいたとの情報をもとに、しらみつぶしに写真を見ていたのだ。とある駐車場の前を歩く母親の姿を見つけた今偉と広は、何年も会っていない母親に会うために現地に向かった――。

 今偉は広にとって、2年間暮らした児童福祉施設の先輩。今偉と書いて「なうい」と読むというちょっと変わったキャラ付けがなされている一方で、これまで目立った出番はなく、単なるモブキャラだと思われていた。ところが、今回は主人公である結衣(沢尻)の出番がグッと減り、今偉の母親探しとそれに付き合う広を中心に物語が展開。自らの身を削って広に母親の大切さを教える今偉のけなげな姿が視聴者の涙を誘った。

 駐車場の前で今偉の母親を待ち続ける広たちの前を、男とじゃれ合いながら歩くピンクのスウェット姿の女が通りかかる。今偉の母・舞子だ。今偉は少し微笑みながらあいさつし、母が好きだったはずのモンブランを渡そうとするが、「知らない!」と投げ捨てられる。たまらず「それでも母親かよ!」と食って掛かる広に、舞子は「勝手に母親像押し付けないでくれる!」と吐き捨て、今偉が用意した花束すらも地面にたたきつけてその場を去るのだった。

 あまりにも悲しい母と子の再会。だが、今偉はただ母に会いたい一心でやってきたのではなかった。事前に「母との会話に口出ししないで見ていて」と児童福祉司の木野(中島裕翔)に頼んでおり、きれいに取り繕った光景を広に見せても何の意味もないから、とその理由を明かしていた。おそらく、母親が快く自分を受けて入れてくれないことを予期していたに違いない。「ひどい母親像」を広に見せることで、自分を迎え入れてくれる母親がいることがどれほど幸せなのかを広に伝えたのだろう。「たとえどんな母親でも、かけがえのない大切なたった1人の母親」。かみしめるような言い方で広を諭す今偉の目から、一筋の涙がほほを伝う。自分がつらい思いをすることになるとしても、後輩である広の幸せのために行動できる今偉の姿は、切なくも尊い。

 視聴者からも、「なう先輩の演技素晴らしかった。泣くまいと唇を震わせながらつたう涙に自分も涙した」「大切なことを教えてくれたなう先輩。優しいし泣けた」「身を持って広に産みの親の大切さを教える場面に感動した」などの声が上がった。実の母親につらく当たられた今偉に同情する視聴者も多く、「なう君にもっともっと幸せで明るい未来がくるといいな」「こんないい友達いるかな。なう先輩には幸せになってほしい」「なう先輩のお母さんが最終回までには抱きしめに来てくれたらいいな」などの声があった。

 今偉のおかげで心が動かされた広は、再び両親の暮らす家に戻ることを決意。結衣と陽一(藤木直人)の精神的な距離も徐々に近くなり、正式な復縁に向かって歩き始めた。ここで終われば、友情や家族愛を描いた「じんわり&ほのぼの」テイストのドラマで終わるのだが、そこから視聴者を一気に突き落としてくれるのが今作の特徴。陽一の母・里恵(風吹ジュン)が柏崎家の家業である柏崎オートの経理担当者として雇ったのは、こともあろうに誘拐された広を7年間育てていた門倉麻子(小池栄子)だったのだ。取り乱す結衣に向かって、あわてて追いかけてきた柏崎オートの事務員・琴音(高橋メアリージュン)が大声で衝撃の事実を告げる。「その女、人殺しだから!」。それが何か? と言わんばかりの毅然とした眼つきで結衣を見据える麻子。いったい何が目的なのか、どんな考えで柏崎家にまた戻ってこようと思ったのか。「もう会いたくない」と広を突き放したのは何だったのか。すべてを謎にしたまま、ドラマは折り返しを迎える。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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