日曜日の夜。できる限り夜更かしをして、お昼まで寝て「寝だめ」をした至福の時間は終わりに近づいている。
こうなると、キツいのが休み明けの月曜日の朝だ。この週末で生活リズムが狂ってしまったという人は、明日の朝はかなりキツいものになるだろう。
こうならないためにも、どのような睡眠の取り方をすればいいのだろうか。
■週末は寝だめではなく「昼寝」をすべし!?
『ビジネスマンのための、いつも「ぐっすり」眠れる本』(岡本八大著、白濱龍太郎監修、明日香出版社刊)では、睡眠時の人体、寝室環境、寝具を体系的に理解し、仕事にいい影響が出る眠り方を紹介した一冊だ。
平日に睡眠時間を削って生活をしていると、睡眠借金を作ってしまう。その借金を返済しようと週末は遅くまで眠ることになる。睡眠の借金は返済したほうがいいが、お昼まで眠るとメラトニンの分泌が遅れ、日曜日の夜になかなか眠れなくなってしまうのだ。
いつも6時に起きて太陽の光を浴びている人は、それから16時間以降に眠気が訪れるリズムになるので、22時以降に眠りやすくなる。ところが、日曜日に10時まで眠ってしまうと、夜中の2時まで寝つけないなんてことになりかねない。
もちろん、月曜日の朝はいつも通りの起床時間。これはつらい状況だ。週末もできるだけ同じ時間に起きるのが得策だろう。
では、平日の睡眠では満足できていないという人は、どうすればいいのか。
著者がおすすめをしているのは、休日も同じ時間に起きること。そして一度太陽の光を浴び、できれば明るい環境で朝食を食べてから、「昼寝」をすることだ。いつもと同じ時間に起きることで、リズムを崩さずに、その日の夜も眠りやすくなるという。
明日は月曜日。週末に寝すぎて後悔している……という人はこの方法を試してみてはどうだろうか。
休日の睡眠の仕方によって、夜型になってしまったり、生活のリズムを崩してしまう。そうすると、仕事中にボーっとしてしまったり、仕事のパフォーマンスも落ちてしまう。人生の3分の1は睡眠の時間といわれている。
まずは、良い睡眠をとることの重要性をもっと認識することが大切なのだろう。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。