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かっぱ寿司、客離れ深刻で経営混乱…親会社会長が社員を「アホ共よ」と罵倒、社長を8カ月で解任

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かっぱ寿司の店舗

 回転ずし「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトの親会社であるコロワイドの迷走が止まらない。

 2017年4月にカッパ・クリエイトの社長に就任したばかりの大野健一氏が2月28日付で突然、退任した。社長在任期間はわずか11カ月だ。また、14年に外食大手のコロワイドの傘下に入って以降、4回目となる社長交代だ。異例の人事が続いているといえるだろう。

 後任には、同じコロワイド傘下でステーキ店などを運営するアトム社長の小澤俊治氏が、6月に開催する定時株主総会の決議を経て就任することが発表されている。それまで社長が不在となるが、それも異例だろう。

 大野氏の社長退任は、従来の社長交代とは意味合いが大きく異なる。大野氏以前の社長交代はすべて「経営基盤を強化する」ためとしていたが、大野氏の場合は「一身上の都合」とだけ公表している。

 一部のメディアでは、大野氏が以前在籍していた水産会社でコンプライアンス違反があったことが発覚したため、退任を余儀なくされたと報じられている。その真偽のほどはわからないが、いずれにしろ、ただごとではない事態になっているようだ。

 かっぱ寿司の客離れは止まらず、コロワイドの傘下に入っても業績は上向かないでいる。改革は進まず、15年3月期には134億円の最終赤字を計上。既存店の客数は18年2月まで28カ月連続で前年同月を下回っている状況だ。

 売上高は近年、落ち込みが激しい。今期は当初、増収を計画していたものの、下方修正を余儀なくされ、一転して減収(前年比1.3%減の783億円)になる見通しだ。最終利益の見通しは13億円から6億円少ない7億円に引き下げている。

 もちろん、何もせずただ手をこまねいていたわけではない。状況を打開するため、ロゴを刷新し、「食べ放題」や「1皿50円」のキャンペーンを打ち出すなど、さまざまな施策を講じてきた。しかし、どれも有効打にはなっていないのが現状だ。社長の首をすげ替えても状況は変わっていない。

 カッパ・クリエイトが足を引っ張っていることもあり、コロワイドの業績も冴えない。17年3月期(IFRS/国際財務報告基準)の売上高は、前年比0.2%増の2344億円にとどまった。最終損益はカッパ・クリエイトの不振などが影響し、13億円の赤字となっている。

 今期の見通しも暗い。前回発表では最終利益を29億円としていたが、2月に下方修正を発表し、24億円少ない5億円に引き下げている。

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