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ブラック企業アナリスト・新田龍「あの企業の裏側」(1月29日)

若者を食い物にする労働マルチ 甘い言葉で誘い、違法な低賃金・長時間労働

文=新田 龍/株式会社ヴィベアータ代表取締役、ブラック企業アナリスト
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●気をつけるべきポイントは?

 当然ながら、あなたの貴重な人生をブラックな労働マルチなどに費やしてはならない。彼らは、無垢な若者を巧妙に採用して洗脳していくが、次のポイントに留意しておけば、人生を無駄にすることはないだろう。

 (1)上記「労働マルチの特徴と見抜き方」を参照し、あやしい会社には入らないことはもちろん、近づかないこと
 (2)労働基準法を勉強することで「自分たちの権利は何か」「どんな会社が違法なのか」といった基本的なことを知っておくこと
 (3)「何かおかしい」と感じたら1人で抱え込まず、ハローワークや労働基準監督署などの専門機関に相談すること
 (4)違法行為や搾取行為が判明したら、すぐに退社する(「石の上にも三年」というが、労働マルチはそんなに我慢するところではない)こと

 ブラック企業を根絶やしにする最も有効な手段は、「従業員と顧客がいなくなること」だ。もし、労働マルチのような悪意に満ちた企業に入ってしまった場合、すぐに見切りをつけて辞めるべきである。ブラック企業には「近づかない」「関わらない」のが一番だ。そして、そういう姿勢の人が増えることが、ブラック企業の完全消滅につながるのである。
(文=新田 龍/株式会社ヴィベアータ代表取締役、ブラック企業アナリスト)

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新田 龍(にった・りょう):株式会社ヴィベアータ代表取締役、ブラック企業アナリスト。
早稲田大学卒業後、「ブラック企業ランキング」ワースト企業2社で事業企画、人事戦略、採用コンサルティング、キャリア支援に従事。現在はブラック企業や労働問題に関するコメンテーター、講演、執筆を展開。首都圏各大学でもキャリア正課講座を担当。

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