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なぜ、新年の「やる気」は続かないのか? モチベーションを持続させる方法

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※画像:『たった1枚の紙で「続かない」「やりたくない」「自信がない」がなくなる』(大平信孝著、大和書房刊)

 年末年始になると「来年は○○をやろう」「今年の目標は○○を達成すること」といった目標を立てる人は多いだろう。ところが、目標を立てたばかりの頃は「やる気」に満ち溢れていても、どんどんと気持ちがしぼんでいって、また次の年末年始に同じことを繰り返してしまう。そんな人も多いはずだ。

 『たった1枚の紙で「続かない」「やりたくない」「自信がない」がなくなる』(大平信孝著、大和書房刊)は、「やる気」を持続させるシンプルで簡単な方法が紹介された一冊。

 著者は、オリンピック出場アスリート、世界で活躍するトップモデル、ベストセラー作家、企業経営者など1万人以上を、アドラー心理学と最新の脳科学をベースにしたメソッドでサポートしてきた「目標実現」の専門家だ。

 「やる気が続かない」「目標を立てたのにやりたくなくなった」「行動する自信がない」といった人たちのために、本書から「やる気」を高い状態で維持するための秘訣を紹介していこう。

■なぜ、あなたの「やる気」は続かないのか?

 やろうと思い立ったときの高まった気持ちやワクワク感、勢いは、どうしてなくなってしまうのか。その理由は「自己肯定感」にあるという。

 自己肯定感とは、自分のことを肯定できている状態。これが下がっていると自分に自信が持てず、ネガティブな気持ちばかりが出やすくなる。そんな自己肯定感が下がった状態で新しいことを始めて、思うように結果が出ないとどうなるか。

 「やっぱり自分にはできない」「自分にはムリ」と、自分を否定する気持ちが強くなり、物事を続ける意欲がなくなったり、やらなければいけないことを先延ばしにしたりする負のスパイラルに陥ってしまうのだ。

 新年に立てた目標に向けた行動が続かない理由はそこにある。

 節目で一時的にテンションが上がっていると、瞬間的な「やる気」は上がる。ところが、もともと自己肯定感が低かったり、負のスパイラルに入っている状態だと、「やる気」を持続させることができず、ちょっとしたつまずきで投げやりになってしまうのだ。

 やる気とは「車のガソリンのように有限なもの」であり、「うまく補充できれば自己肯定感をむやみに下げず、物事に取り組み続けることができる」と著者。

 では、どうすれば長期的に「やる気」を維持することができるのだろうか?

■「やる気」を持続させるポイントは「過去」にある

 自己肯定感が高い人は、難しいことに挑戦し、目標を達成することでますます自分への信頼を高め、「やる気が高い状態」が持続する好循環をつくっている。

 そう言われると、「それは能力が高いからできるのでは?」「性格的な向き不向きがあるのでは?」と思いたくなるだろう。しかし、こうした好循環は、性格や能力に関わらず誰でも生み出せるという。

 なぜなら、「やる気」の源泉は、誰しもが持っている「過去」にあるからだ。

 どんな人でも、時間を忘れるほど夢中になったこと、ワクワクしながら目標に向かって進んだ経験、自然とやる気に満ち溢れて取り組んだ物事が、これまでの人生の中であったはずだ。

 そうした「過去の素晴らしい記憶」「過去の輝かしい記憶」を思い出すことが、自己肯定感を高めて「やる気が高い状態」をつくりだし、自分にとって大切な感覚や価値観、自分の強みや長所を再発見し、何事もうまくいくスパイラルをつくりだすのだ。

 では、どうすれば、自己肯定感を高める「過去」を思い出していくことができるのか。

■「人生の名場面」を書き出して「やる気」の源泉を掘り起こす

 本書では、過去を思い出し、やる気が高い状態をつくりだすためのメソッドが紹介されている。その方法も実にシンプルだ。

 用意するものは一枚の紙とペンだけ。まず、紙に井戸の「井」のように縦横2本ずつ線を引く。すると、9つの空白ができる。そこに自分にとっての「人生の名場面」を書き込んでいくのだ。
買い

-エ時
 ここで言う「名場面」とは、自分にとって素晴らしい記憶、成功体験、幸せを感じたときを意味する。仕事、プライベート、年齢の制限もなく、どんな些細なことでも構わないし書き出すのにどれだけ時間がかかってもいい。

 大事なポイントは、自分の主観を基準にすることだ。何かで一番になったり、100点を取ったり、表彰された記憶でも、自分がそれほど嬉しくなかったのであれば「名場面」にはならない。他人や世間、一般的な評価ではなく、自分の感情が強く動いたかどうかを基準にするのだ。

 たとえば、「シリーズもののシールをコンプリートしたときの達成感」「自分のトークで友人を大いに笑わせ」「マラソンを完走した」など、他人とっては取るに足らないかもしれないことでも、自分にとっての名場面であればよい。

 こうした名場面を思い出し、書き出していくだけでも、「あのときの自分は誇らしかった」「自分もまんざらではない」「意外にできていたことがあった」と、自己肯定感が高まり、物事に取り組む「やる気」も復活し始めるだろう。

 さらに、本書では書き出した9つの「名場面」から一つを選び、自分にとって大切な価値観を掘り起こし、心を揺さぶる大切な価値観に基づいた行動を起こす「行動イノベーションメソッド」が紹介されている。そちらは是非、本書を読んで実践してみてほしい。

 年末年始は、将来や未来を考える絶好のタイミングだ。しかし、そんなときだからこそ、一度、自分の「過去」を振り返って、より良い一年にするための「やる気」のガソリンを注入してみてはいかがだろうか。
(ライター:大村 佑介)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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