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丸山穂高議員「戦争で北方領土奪還」発言でも議員辞職せず…過去の日露交渉を台無しに

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丸山穂高衆議院議員(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 北方領土返還問題をめぐり、「戦争で奪還」と言及した日本維新の会・丸山穂高衆議院議員。同党は、5月14日の常任役員会で丸山議員の除名処分を正式決定した。

 丸山議員の“戦争発言”があったのは11日のこと。丸山議員を含めたビザなし交流団が現地を訪問した際、元島民である団長とのやり取りのなかで、丸山議員が「戦争でこの島を取り返すことに賛成ですか、反対ですか」と迫った。団長が「戦争なんて言葉は使いたくないです。使いたくない」と否定しても、丸山議員は「でも取り返せないですよね」と追及。さらに、「戦争しないとどうしようもなくないですか」と続けている。

 訪問団に同行した記者による録音データが公開され、戦争による北方領土奪還に言及した丸山議員に批判が殺到する事態に。丸山議員は酒に酔った上での発言だと謝罪したものの、戦争発言については「賛成か反対か聞いただけ」と釈明。丸山議員の発言を受け、大阪市長の松井一郎代表は「党としてそういう(戦争で取り返す)考えは一切ありません」とコメントした。また、菅義偉官房長官も「政府の立場とはまったく異なる」「外交交渉によって北方領土問題の解決を目指す方針に変わりはない」と強調している。

 批判は国内外で膨れ上がっており、ロシア連邦院国際問題委員会のコンスタンチン・コサチョフ委員長は記者団に「日露関係の流れのなかで最悪の発言」「挑発的な発言ができるのは、問題の根本的解決を望まない人々だ」と明言している。また、立憲民主党の有田芳生参議院議員はツイッターで「日本の国会議員として完全に失格であることを国際的に公言したからには、即刻辞職しなければなりません。戦後の出発点を真っ向から否定する暴挙です。戦後最悪の国会議員でしょう」と語気を強めている。大阪維新の会の守島正大阪市会議員も、丸山議員について「勘違いを甘やかすとロクなことにならない」とツイッターでコメントした。

 インターネット上では、「ロシア側がはっきり反応したとなると、極めて重大な局面だと思う」「政府の地道な交渉を台無しにする愚行」「武力による領土変更を容認するような姿勢は、議員どうこうの問題ではないでしょう。人としての資質の問題」と批判が続出。丸山議員は14日に離党届を提出したが受理されず、松井代表は記者団に「辞職すべきだと思う」「一番厳しい処分になる。一番厳しいのは除名です」と語っていた。

 丸山議員の“酒にまつわる不祥事”は今回が初めてではない。2015年には居酒屋を出た後に一般人と口論になり、相手の手に噛みつくトラブルを起こしている。所属するおおさか維新の会(当時)から厳重注意を受けた丸山議員は、ツイッターで「あらゆるトラブルを予防するため、今後の議員在職中において公私一切酒を口に致しません」と宣言していた。党に禁酒宣誓書を提出したことも明かしており、今回の戦争発言における飲酒が事実であれば、その宣誓をも破ったことになる。

 自制心すら持ち合わせていないのであれば、国会議員としての資質を問われても仕方ないだろう。
(文=編集部)

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