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山口組分裂騒動の中で沈黙を守る任侠山口組からの通達が出る…埼玉発砲事件の影響か

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分裂騒動のさなかにいる六代目山口組の司忍組長

 六代目山口組分裂後の現在、3つの山口組が並行して存続している状態が続いている。そうしたなかで、定例会などを執り行わず、表面上、沈黙を守っているかのように見えるのが、任侠山口組だ。

 2017年の結成以降、画期的な組織運営を次々と取り入れ、今年に入ってからは織田絆誠組長を頂点とした盃を行い、従来のピラミッド型のヤクザ組織にしてみせるなど、その動向がたびたび注目を浴びていた【参考記事「任侠山口組「織田絆誠組長」誕生か」】。だが、その後、現在に至るまで目立った組織的活動を行っていない。

 その任侠山口組で突如、組員たちの行動を規制する通達が出されたようだ。関係者らの話によれば、それは9月29日に埼玉県で起きた発砲事件が原因ではないかという。

 この発砲事件とは、9月29日、埼玉県内に住む男性が何者かに複数カ所を拳銃で撃たれた事件のことだ。

「撃たれた男性は一般人とのことですが、男性の親族には任侠山口組系直系組長がいるそうです。なぜ一般人である親族が狙われたのか真実はわかりませんが、この翌日には任侠山口組内で、繁華街への出入りを控えるようにとする旨の通達が出されたようで、この銃撃事件が関係しているのではないかと憶測を呼んでいます」(ヤクザ事情に詳しいジャーナリスト)

 犯人は依然逃走中だが、偶発的なトラブルが起こりやすい繁華街へ出入りするのを控えるよう、各組員に促したとも考えられそうだ。

「現在、任侠山口組のナンバー2となる若頭、池田幸治・四代目真鍋組組長は、社会不在を余儀なくされている。それだけに無用なトラブルは控えるようにとの意味合いも含まれているのではないか」(業界関係者)

 山口組の名前が関係するトラブルとしては、埼玉県の発砲事件だけでなく、その前日にも千葉県松戸市内で不穏な動きが起きていたと、地元関係者らは口にしている。

「千葉県松戸市には、六代目山口組と親戚関係にある稲川会系組織の勢力があった。その勢力が稲川会から処分されたことで、一時期、松戸市内で発砲事件がたて続けに起きたことがあったのだ。そしてその勢力は、神戸山口組系と深い関係にある。そのために、神戸山口組系からも組員らが派遣されていたのではないかといわれており、今回はその勢力と他団体系組織と間で一悶着があったようだ」(地元関係者)

 一方で、髙山清司若頭の出所が間近に迫った六代目山口組では、任侠山口組から離脱し、六代目山口組二次団体へと移籍した組織が、今度は六代目山口組の中核である三代目弘道会の傘下組織へ養子縁組というかたちで移籍したという。ヤクザ社会での養子縁組とは、それまで所属していた組織の上層部と、移籍先となる組織の上層部が合意の上で移籍することを指す。

「同じ六代目山口組傘下組織同士ならば、こういった養子縁組による移籍はなにも珍しいことではない。分裂前でも行われることはあった」(事情通)

 上部団体が異なる場合、つまり現在のように3つの山口組が存続する場合では、六代目山口組系から神戸山口組系、もしくは任侠山口組への養子縁組は、組織間に友好関係が結ばれていない以上、実現はしない。だが、今回のように上部団体が同じケースの養子縁組はそこまで珍しいものではないと、前出の関係者は話している。

 分裂騒動にとって大きな分岐点となるとみられる六代目山口組髙山清司若頭の出所が目前に迫り、表面上は平穏が保たれているなかで、上記のような動きにすら業界内はざわつく空気が漂っている。髙山若頭の出所後から、年末に向けた動向が注目される。
(文=沖田臥竜/作家・元山口組二次団体幹部)

●沖田臥竜(おきた・がりょう)
元山口組二次団体最高幹部。2014年、所属していた組織の組長の引退に合わせて、ヤクザ社会から足を洗う。以来、物書きとして活動を始め、『山口組分裂「六神抗」』365日の全内幕』(宝島社)などに寄稿。著書に『生野が生んだスーパースター 文政』『2年目の再分裂 「任侠団体山口組」の野望』(共にサイゾー)など。最新刊は、元山口組顧問弁護士・山之内幸夫氏との共著『山口組の「光と影」』。

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