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『まだ結婚できない男』にファン歓喜&絶賛の嵐…視聴率2桁記録、でも拭えない懸念

文=美神サチコ/コラムニスト
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“進化した部分”にも期待

 ところで、同ドラマのように“結婚適齢期を過ぎた独身者の恋愛”を描く作品は、このご時世、一歩間違えば批判されることも少なくない。特に“女性主人公”の場合が難しく、たとえば今年7月期に放送されていた『偽装不倫』(日本テレビ系)は、32歳の主人公・濱鐘子(杏)が“独身の自分”を恥じて嘘をつくことから始まるラブストーリーだったが、一部ネット上では「時代錯誤」「30代で未婚とか、今どき珍しくないのに」などと言われていた。

 こうした例を踏まえると、『結婚できない男』がもし『結婚できない女』というタイトルで、さらに今『まだ結婚できない女』として放送していたら、“大炎上待ったなし”だったような気がする。

 もちろん、男性だったら何を描いても許されるというわけではないので、個人的には男女問わず「結婚“できない”」というフレーズには少し違和感を感じてしまうのだが……。2006年はセーフだった(それでも傷ついていた人はいるだろう)ことも、2019年にはアウトかもしれないのである。しかし、そんなことは制作サイドも重々承知の上で、あえて『まだ結婚できない男』としてスタートを切ったのならば、“あの頃と変わらないこと”を楽しませてもらいながら、“進化した部分”にも期待したいと思う。

(文=美神サチコ/コラムニスト)

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