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榎本博明「人と社会の役に立つ心理学」

我が子の「早期教育」は要注意…IQ面ではすぐに効果消失、将来的に弊害の恐れも

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「Getty Images」より

 早期教育が大流行である。子育て雑誌を見ても、インターネットの子育てサイトを見ても、幼児期からの教育が大事だというような記事や広告が目立つ。乳児期からの教育の必要性を説くものもある。

 早期教育というのは、乳幼児期から才能開発あるいは就学後の学習の先取りを目的として行われる教育のことだが、今では多くの子どもたちが学習塾などで早期教育を受けている。

 では、そうした早期教育には効果があるのだろうか。どんな早期教育をさせるのがよいのだろうか。子育て中の親としては、それは非常に気になることのはずだ。

だれもが我が子に早期教育をさせる時代?

『伸びる子どもは○○がすごい』(榎本博明/日本経済新聞出版社)

 周囲を見回すと、だれもが子どもを学習塾に通わせたり、習い事に通わせたりしている。子どもによっては、週に3日も4日も通っていたりする。それをみると、我が子も何かやらせなければと焦ってしまう。でも、毎日楽しく遊んでいた自分の子ども時代と比べて、なんだかかわいそうだなと思ったり、こんな窮屈な生活をさせていいのだろうかといった疑問もある。そんな思いを抱く母親も少なくないようで、子育て雑誌や子育てサイトの取材を受けることがある。

 疑問を持つのは大事なことである。幼い頃の経験がその後の人生を大きく左右することもあるのだ。子どものためを本当に思うのであれば、後れを取ったら大変だとひたすら流れに乗るのではなく、立ち止まってじっくり考えてみる必要がある。

 なんでも儲けにつなげようとする時代である。必要とされるサービスがあれば、すぐにそれをビジネスにつなげようとする。というよりも、ビジネスにできそうなサービスを構築し、消費者がそれを必要と思うように導く。

 子どもの将来に期待する親が多いことから、子どもビジネスを手がける業者が、あの手この手を使って教育熱心な親たちの危機感を煽り、早期教育に駆り立てようとする。我が子に早期教育をさせて良かったという体験談を読んだり、だれもが早期教育に通わせているように匂わす記事を読んだりして、自分も子どもに早期教育をさせないとと焦る親も少なくない。

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