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丸谷健太「だからゲームがやめられない」

プレステ4で無料「ファーミングシミュレーター 19」海外で大人気…巨大農場を運営

文=丸谷健太/ライター

 Business Journalをご覧のみなさんは、「経営シミュレーションゲーム」と聞くとどのようなジャンルを思い浮かべるだろうか? 日本のゲーム市場でメジャーどころなのは、競馬やサッカーといったスポーツ系のタイトルや、戦国武将や三国志時代の登場人物に成り代わって戦争を含めた国家運営を行なっていくタイプだが、海外産のゲームに目を向けると、意外な題材がシミュレーションゲームになり、しかもシリーズ化までされているケースがある。

 今回紹介させてもらうのはそんな海外では人気の“農場”を経営するシミュレーションゲーム、「ファーミングシミュレーター 19」。本作は2019年に発売されたタイトルだが、現在(2020年10月9日から約1カ月間)はPlaystation Plus加入者なら無料でダウンロードが可能なフリープレイタイトルに選ばれている。本記事に目を通して興味を持った方は、ぜひプレイしてみてほしい。

マシンが主役のスケールの大きい農作業

 まずはゲームの概要から紹介していきたい。「ファーミングシミュレーター 19」は、北米風の農家の地主となって、麦や大豆、綿花、トウモロコシといった穀物などを育てて収穫、売買し、得た収益で農場を拡大していく経営シミュレーションゲーム。

 舞台が北米風の農場というのがポイントで、本作で行なわれる農業全般はとにかくスケールがデカい。日本の農業、例えば田植えは人間の手で自ら行うイメージがあるが、本作で人間のキャラクター、つまりプレイヤーが土をいじったりするような場面はほぼゼロ。畑を耕すのはカルチベーター(耕運機)、種を撒くのはシーダー、作物を収穫するのはコンバイン……といったように、専用の重機、農機を使って実行していく。

 そして収穫した作物は、コンバインから荷台へと豪快に流し込み、トレーラーや貨物列車に乗せてマップに点在するいずれかの販売所へと運んで売却。この耕運→種まき→収穫→出荷というサイクルをくり返していくのが、本作の基本的な遊び方となっている。

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農作業の多くはトラクターのアタッチメントに用途に合った農具をドッキングさせて行う。写真はカルチベーターを装備させて畑を耕している場面
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収穫はカッターを装備したコンバインで行う
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収穫した作物はトレーラーで運搬。作物の価格は販売所や需要によって絶えず変動するため、いつ、どこで作物を売るのかを決断するのも、農場主としては重要な選択

 この農業のサイクルをどんなスタンスでこなしていくかでプレイヤーの個性が出てくるのが、本作の面白いポイント。どんな作物をメインで育てるのかを自由に決められるのはもちろん、貯まったお金をどのタイミングで何に使うのかもプレイヤー自身の手で決められる。また、よりゲームっぽい効率的なプレイで遊びたいと思ったら、ゲーム内で流れる時間を調整したり、各種作物を一生放置しようが何が起ころうとも枯れない強靭な植物にすることも、オプション設定をいじれば簡単に実現できる。

 さらに本作には重機の操作を請け負い、完璧に農作業を行ってくれるヘルパーを“分給”(体感ゲーム内時間の1分で1ドル)で雇えるというシステムも用意されている。この便利かつ有能なヘルパーたちを使えば、普通に本作をプレイしている際に各種作業の効率アップを図れるのはもちろん、自分は現実社会でのリモートワークに励みつつ、ゲーム内では農作業を進めていく……という、究極の(?)効率プレイで遊ぶことも可能だ。

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重機、農具はすべて実在メーカーの商品。多くのメーカーからサポートを受けている点からも、本シリーズの海外でのネームバリューの高さがうかがえる
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ヘルパーの仕事は丁寧かつ迅速。畑一面を均一に耕運や種まき、収穫をしてくれる
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ゲーム内での時間経過や作物の成長スピードをいじると、畑一面に種まきが終わったころには、もう穂が生え始めている……という光景が生まれたりもする

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