多種多様な商品を100円という低価格で販売するスタイルで人気の高い100円ショップ。その最大手が大創産業の運営する「ダイソー」だ。
ダイソーが急成長を遂げたのは、バブルが崩壊した1990年代初頭のこと。100円なのに高品質な商品を売っていると評判だったダイソーは、安価な商品を求める世間のニーズに合致し、瞬く間に全国へと店舗を展開していった。その販売スタイルは海外でも高い支持を集めており、2018年3月の時点で国内に3278店舗、国外では26の国と地域に1992店舗を展開する超巨大チェーン店である。
近年はコストパフォーマンスを重視する機運が高まっていることもあり、コスパの良いダイソーの商品に注目が集まるのも当然だろう。
とはいえ、ダイソーの商品はとにかく数が多い。個人で商品の品定めを行うのはさすがに無理があるだろう。そこで今回、編集部で独自にダイソーの商品をチェックし、コスパや便利さという観点から、買うべきダイソーの商品を5つ独断で選んでみた。
電子レンジで簡単パスタ/108円(税込、以下同)
通常、パスタを茹でるためには大量の水と大きな鍋が必要となる。複数人分をまとめて茹でるならまだしも、1人分を茹でるためにわざわざそれらを用意するのは手間がかかりすぎる、と感じる方も多いことだろう。
そんなときに役立つのが「電子レンジで簡単パスタ」。パスタ乾麺、水、塩を入れ、ふたを外した状態で電子レンジに入れて熱するだけで、パスタが茹で上がるというアイデア商品である。茹で上がった後はふたをして湯切りができるため、使用する水も少量ですむうえ、鍋やザルを用意する必要がないのが魅力的だ。
一度に茹でられるのは1.5人前まで、通常の茹で時間プラス5分の加熱が必要などといった制限はあるものの、1人分の調理用という前提で使うならば、特に問題はないだろう。電子レンジに放り込めば、あとは待つだけというお手軽さは非常にありがたい。
シリコーン置くだけラップ蓋/108円
前日の残り物などを電子レンジで温め直す際、ラップ代わりに使えるシリコン製の蓋。中心の取っ手になっている部分を押せば容器を密封できるため、しっかり温めることができる優れモノだ。
また、密封できる特性から、お湯を入れたカップ麺の蓋を押さえるのにも役立つし、単純にホコリ除けカバーとしても使える。シンプルながら機能性に優れているあたりが心憎い。
そしてラップと違い繰り返し使うことができ、食器と一緒に洗剤で洗えるうえ、収納で困ることもない。持っていて損をすることはまずないだろう。