山川穂高、事件現場のホテルが「見慣れないタイプ」だと波紋…バーの横にベッドか

　知人女性への暴行の疑いで警視庁から取り調べを受けていることがわかり、12日に所属する埼玉西武ライオンズの出場選手登録を抹消されたプロ野球選手、山川穂高。スクープした11日付「文春オンライン」記事によれば、警察に被害届を出した女性は出血するほどのケガを負っていたというが、トラブルが起きた現場とされる東京・港区のホテルが、あまり見慣れないスタイルの施設だとして人々の関心を集めている。

　パリーグ本塁打王3回の実績を持ち、3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック（WBC）では日本代表メンバーとしても活躍した山川。私生活では2017年に一般女性と結婚し、19年には第1子をもうけている。「文春」によれば、山川と女性は昨年、焼き肉店で食事をした後、山川は自身で予約したホテルの一室に女性を誘い、問題行為におよんだという。「文春」記事に掲載された、このホテルが入る施設の外観の加工写真をみた、港区で飲食店を経営する人物はいう。

「下のフロアには複数の飲食店が入っており、上のほうがホテルなど宿泊施設になっているX（編注：イニシャルではない）という施設。記事で女性は『最初はバーの個室だと思った』と書かれているが、おしゃれなレストランの個室とベッドルームが一体となったような珍しい客室もあり、山川が使ったのはそのタイプの部屋だろう。ムードの良い部屋でカップルが施設内のレストランから運ばれる本格的なコース料理を食べられるのがウリだが、バーというかダイニングテーブルのすぐ横にベッドが設えられているようにもみえ、絵的には少しインパクトがある。

　記事によれば、山川はしばしばチームの後輩を連れて港区の店で合コンをしていたということだが、Xには別のフロアに借り切りできる個室のサロンのようなスペースがあるので、そこやX内のホテルの常連とも考えられる。

　Xがあるエリア界隈は、以前よりはかなり減ったものの、芸能人や企業経営者なんかがプライベートで好んで足を運ぶ店が多く、Xのすぐ近くには、かつて市川海老蔵（現・團十郎）が暴行事件を起こした『海老蔵ビル』や人気アイドルグループのメンバーが常連だったバー、予約時に伝えられる暗証番号を入り口で入力しないと入れない一軒家バーなどが集まっている」

退団の可能性も

　珍しいタイプのホテルだからか、SNS上では、

＜これってホテルなの＞

＜BARの横に寝室がある＞

＜隠し部屋の用途＞

＜半分バー＞

といった声もあがっている。ちなみに、このホテルの情報をインターネットで調べてみると、山川が使用したとみられるタイプの客室は、日によって異なるが1泊当たり「10万円には届かないレベル」となっている。

「ホテルとしては、ビジネスホテルよりは上、シティホテルよりは少し下といえるレベル。金額的には、周辺エリアのハイクラスのシティホテルのスタンダードなタイプの部屋と同水準だが、Xのホテルはディナーと朝食、アルコール類の費用も含まれているので『意外にお買い得な金額』という印象。部屋のコンセプトを見る限り、想定顧客は若いカップルにターゲットが絞られているので、土地柄も踏まえると、山川のようなお金があって遊び慣れた若いプチセレブがメインの客層だろう」（不動産会社社員）

　気になるのが今後の山川の処遇だが、スポーツ紙記者はいう。

「焦点は警察が刑事事件として立件するかどうかという点だが、立件されなくても山川は退団となる可能性が高い。西武ライオンズを所有する西武ホールディングスは、鉄道やホテル、大型施設を運営する公共性の高い企業であり、行政がからむ事業も少なくなく、コンプライアンス意識が高い。山川が起こした事案の性格上、企業として一定のけじめを社会に示す必要があり、山川が厳しい処分を下されるのは避けられない」

（文＝Business Journal編集部）