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集団指導体制
今年6月に開催予定の株主総会で、昨年9月に顧問として入社したシャープ元社長の片山幹雄副会長兼最高技術責任者が代表取締役に就く。片山氏は液晶パネルへの過剰投資でシャープの経営危機を引き起こしたとされる。経営の第一線から退き、シャープの技術顧問(フェロー)として奈良の天理工場に勤務していた片山氏は、永守氏からの誘いを受け、日本電産入りを快諾した(14年11月28日付産経新聞より)。
日本電産の代表取締役は、永守氏、元カルソニックカンセン社長の呉文精副社長執行役員COO(最高執行責任者)、創立メンバーである大番頭の小部博志副社長執行役員、片山氏の4人体制となる。集団指導体制に移行する布石を打ったとみられている。だが、永守氏は70歳を過ぎても経営の第一線から離れるつもりはない。「20年には、まだ私はCEOをやっている。集団指導体制にはなっていないだろう」と見通しを語る。
今後永守氏がどんな大風呂敷を広げ、そしてそれを実現していくのか、見ものである。
(文=編集部)
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