あの有名チェーン社長、飲酒＆暴行事件で逮捕、辞任していた！

後継者問題

　紳士服スーツ業界は、最大の顧客だった団塊世代のリタイアで縮小傾向にある。「ザ・スーパースーツストア」などツープライス店舗を中心に全国66店舗を展開。15年8月期の連結決算は売上高が前年同期比2.4％減の71億3000万円、純利益は同19％減の4億6500万円と減収・減益決算となった。

　比較的販売が好調だったスリーピースやオーダースーツなど高価格帯「オンリー」への店舗改装を進めて、収益改善を図る。7月に竣工した京都市内の商業ビルも収益に寄与。16年8月期の売上高は同2.4％増の73億円、純利益は44.1％増の6億7000万円を見込んでいる。

　その最中に起きたのが、二代目社長の暴行事件。上場会社だけに社長復帰は厳しい。創業者は引退できず、後継者不在という難問を抱えてしまった。
（文＝編集部）