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「第2ロッテワールドの建設予定地は空港の滑走路に近く、なかなか許可が下りなかった。ところが滑走路の角度を3度変えるというかたちで、許可が下りたのです。このほか中国のM&Aがらみで裏金をつくったのではないかといった話も出ています」(同)
第2ロッテワールドや中国でのM&Aは、昭夫会長が中心的な役割を演じてきた。昭夫会長は7日からメキシコで行われた国際スキー連盟のイベントに参加、その後米国に飛び、14日にはルイジアナ州につくったロッテケミカルの工場の竣工式に参加、6月に行われるロッテホールディングスの定時株主総会までは日本に滞在するという。
こうした問題に対して日本のロッテホールディングスは、次のようにコメントしている。
「当社はグループの企業価値向上の礎としてコンプライアンスの遵守を掲げており現在、ロッテグループは韓国検察の捜査に全面的に協力している状況です。当社といたしましては、速やかな事実関係の把握に努めグループの企業価値維持・向上に全力を挙げて参る所存です」
(文=松崎隆司/経済ジャーナリスト)
●松崎隆司
経済ジャーナリスト。1962年東京生まれ。中央大学法学部を卒業後、経済誌出版社に入社。記者、専門誌編集長などを経て2000年1月に独立。 主な著書に『会社破綻の現場』(講談社)、『私が選んだ後継者』(すばる舎)、『教養として知っておきたい「昭和」の名経営者』(三笠書房)、『堤清二と昭和の大物』(光文社)などがある。
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