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「常温」が人気
ココア以外にも、夏の飲み物の消費スタイルにさまざまな変化が出ている。最近目立つのは、コンビニなどで「常温」のお茶や水を置いているところが多くなっている点だ。夏でのどが渇くものの、あまり身体を冷やしたくないという人向けに、冷蔵庫で冷やさずそのままのかたちで提供している。
外周りで書類などを持ち歩くビジネスパーソンの間でも、「書類に水滴がつかないので便利」という声や、夏場の冷房が強い建物のなかで働く人にとっては冷たい飲み物を摂取するとさらに身体が冷えてしまうため常温がちょうどいいなどの声が聞かれる。さらには自販機でも「常温」による販売を設定している機種が増えており、消費者の飲料ニーズに応じたきめ細やかなサービスが広がりを見せている。
冬がメインのシーズンと考えられていた商品が夏にも売れる可能性が出てくると、企業の戦略も変わってくる。夏だから冷たいものだけを売ればいい、という固定観念では消費者のニーズをつかめない。状況変化にタイムリーに対応するのは企業にとっても大変だが、その分、商機も広がっているとみることもできよう。
(文=編集部)
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