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ファミマ、史上最高の肉まん&ピザまん誕生…「進化系おでん」にワクワク感ハンパない

文=編集部、協力=田矢信二/コンビニ研究家
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 試食に出た120円で発売する「熟成あらびきウインナー」は、外せないおいしさでした。「こだわり味付たまご」も90円で発売。一度で三度楽しめる「屋台風おでん(豆腐揚げ)」は9月19日に135円で発売予定。

「夏に売れる商品が予定通り売れず苦戦している。ファミマの夏の代表商品になったフラッペは氷菓系商品なのでアイスクリームなどと同じように、若干伸び悩み傾向」(ファミリーマート ファストフーズ部 島田奈奈部長)

 島田部長の“攻めの説明”は納得感たっぷりのトーク。“守りの説明”は、謙虚で慎重なトークで終始進められ、好印象が持てました。こう分析するとヒット要素は、島田部長の人柄にもあるように感じました。今後も、ファミリーマートの商品開発が気になりますね。

 最後に、島田部長に質問して感じたことは、“脱おでん路線”を考えているファミリーマートは今後、“鍋味変化”で多様化する顧客ニーズに対応するだろうと予感しました。たとえば、店舗における2鍋対応で、従来の昆布だしベースと季節限定だし(たとえば、麻辣鍋、坦々鍋、トマト鍋など)といったかたちも考えられます。進化系おでん鍋の商品を想像するだけで、ワクワクが止まらなくなります。

 そして、トッピングを2段方式(たとえば、1段階はトマトケチャップ。2段階は、粉チーズをふりかけるピザ風おでん)で変化させる“味重ねおでん”。コンビニ研究家の視点としては、どのコンビニが最初に取り組み、商品を開発してSNS時代に対応するのか、冬商戦が楽しみで仕方ないです。まずは、ファミ横商店街のおでん・中華まんをぜひ食べ比べて、コンビニ女子会や家族の食卓を囲んでください。
(文=編集部、協力=田矢信二/コンビニ研究家)

●田矢信二(たや・しんじ)/コンビニ研究家
セブンイレブンとローソンでの現場経験を活かし、出店調査・顧客満足度&従業員満足度調査・インバウンド調査等に関わり、企業講演・セミナーなどにも呼ばれる。最近では、中国企業や大手コンビニが集結したコンビニ業界特化型セミナーなどで講演。独自の情報をブログで発信。その口コミが評判で、テレビ・ラジオなどにもメディア出演。
代表著書『セブン-イレブン流98%のアルバイトが商売人に変わるノート』『ローソン流 アルバイトが商売人に育つ勉強会』。調査徹底企業の株式会社サーベイリサーチセンター所属。

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