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「SP風TAXI」
次に、忍者に扮している小関氏に、実際にサービスを提供する際に気をつけていることを聞いた。
「拙者は、テレビや動画などを観て、日々どういった行動をしたら忍者らしいだろうかと考え、模索しながら現場に行っているでござる。拙者が特に気をつけているのは、動きとスピードでござる。トークはなんとか誤魔化せるのでござるが、忍者が遅いとなるとお客様のテンションが下がってしまうでござる。
一方のSPは、常に無表情でいることを心掛けているようでござる。SPがにやけてしまっては、台無しになってしまうでござるからな。また、いかにかっこよく見せるかといったことも考えながら、SPは行動しているでござる」(小関氏)
人材不足を解消するためのブランディング戦略だった
実際に、これらのサービスを体験させてもらった。まずは「忍者でタクシー」。
駐車場で待っていると、黒いタクシーが到着。運転席から颯爽と降りてきた忍者が、乗車をサポートしてくれる。その姿は、背中の刀だけではなく、「くない」まで常備しているという徹底ぶりだ。
しかし、車内に掲示されている運転者証には、スーツ姿(いわゆる普通のドライバー)の小関氏の写真が載っている。なんでも「これをいじると怒られるでござる」とのことだった。とはいえ、細部までつくりこまれた忍者姿は、子どもや外国人なら相当喜ぶだろう。まだ海外からの利用申し込みがほとんどないということが、もったいなく感じられた。
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