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忍者タクシーやSP風TAXIが人気急騰!乗ってみたら“クオリティの高さ”に驚愕!

文・取材=後藤拓也/A4studio

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 次に、「SP風TAXI」で、実際に路上を走行して最寄りの駅まで送り届けてもらった。乗車時には、黒いスーツに身を包みサングラスをかけたSPに、緑の水鉄砲を片手に護衛してもらえる。友人などと一緒に利用すれば、これだけで盛り上がること間違いなしだろう。

 やはり、こちらの運転者証にも小関氏が写っていたが、これは目をつぶらなければならない。運転中の車内でも、こちらの問いかけに和やかに返答してもらい、短い乗車体験だったが、通常のタクシー利用とは異なる高揚感があったのは言うまでもない。

 余談だが、メディアからの注目度も高く、この日も別の取材を受けていたとのこと。これから、ますます知名度が上がっていくことが予想でき、ここまで面白いサービスならば、一度体験した人から口コミで評判が広がっていくこともありそうだ。

 最後に、こういった風変わりなサービスを提供している意図について、眞壁氏に聞いた。

「もちろん、お客様に楽しんでいただきたいという思いもありますが、実はこういった取り組みは、社員採用のプロモーションという目的が一番大きいのです。現在のタクシー業界は、非常に深刻な人材不足に陥っています。他業界より年齢層が高いということもあって、10年後にはドライバーが約半分になってしまう可能性もあるとの予測も出ているほどです。ですから、業界各社が採用活動に力を入れているなかで、こういった取り組みから弊社のブランディングにつなげ、知名度を向上させていきたいと考えているのです。

 タクシードライバーの基本的な業務内容は、どの会社でも大きな違いはないため、他社との差別化が重要になってきます。要するに、タクシー業界に入ろうと思ってくれている人に、『三和交通って聞いたことあるな』と、興味を持っていただくことが狙いなのです。また、こういったサービスをするドライバーをやりたいと志願する方も意外と多くおりまして、採用活動という面でのメリットは当初の想定以上に出ています」(眞壁氏)

 つまり、「忍者でタクシー」と「SP風TAXI」は、人材難のタクシー業界において優秀な人材を採用するためのブランディング戦略の一環だったのだ。しかし、サービス発足の目的がどうであれ、エンドユーザーとして利用しても、純粋に楽しめるユニークなサービスであることは間違いない。結婚式や誕生日、そのほかのイベント日などでも、特別な思い出をつくりたいというときに、ぜひ一度利用してみてはいかがだろうか。
(文・取材=後藤拓也/A4studio)

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