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鮫肌文殊と山名宏和、と林賢一の「だから直接聞いてみた」 for ビジネス

お菓子などについてる超簡単過ぎるクイズってなんなの!?

文=林 賢一
【この記事のキーワード】

 <空欄に入る言葉は何?【今度のハッピーターンは「ちょこっと、ひ○やり」だよ!】>

 一応、説明をしておくと……ハッピーターンの味はそのままに、口に入れた瞬間、”ちょこっとひんやり!?”な冷涼感が味わえるという「ひんやりハッピーターン」が最近発売され、その商品の発売記念のWEBキャンペーン問題である。問題をおさらいしよう。

 【今度のハッピーターンは「ちょこっと、ひ○やり」だよ!】

 このクイズに正解すると、100名にオリジナルQUOカードが当たるという古典中の古典といってもいい出題方法である。

 このクイズ、一体誰が得をするのだろうか? 「答えに意外性がない」のはもちろん、「昔からある王道パターンだから、今回もこれでいきますか。ほかの問題考えるのも面倒くさいし」という雑な感じが、どうもムズムズしてしまうのはわたしだけだろうか。もうやめようよ、このマンネリクイズ。どう考えても簡単すぎるよ!! というか制作スタッフ、サボりすぎ!!

 そこで【亀田製菓お客様相談室】に直接聞いてみた。

「【ひんやりハッピーターン】発売記念キャンペーンのクイズ、簡単すぎませんか?」

担当者 ああ、そうでしたか。あのー、答えが簡単にお分かりになってしまうということですか?

──はい。逆に間違える人はいないと思うのですが。この問題、正解すると抽選でQUOカードがもらえるんですよね?

担当者 はい、そうでございます。

──問題を確認しますね。【今度のハッピーターンは、ちょこっと「ひ○やり」だよ!】の空欄を埋める問題ですが、これって……クイズなんですか? これって、簡単すぎますよね(笑)。

担当者 わざわざこのようなご意見頂戴いたしましたことを、キャンペーンを行っている担当部署がありますので伝えておきます。

──わざわざ100%正解するようなクイズを出題するなら、応募するだけでいいのでは?

担当者 はい。簡単なクイズならクイズにしないで、そのまま応募にすればいいのではないか、というのがお客様のご意見ですね。

──そうです。クイズを作るのであれば、もっと情報性があったり難易度が高いほうがいいと思うんですが。答えを考えたくなるようなクイズだと、考えるほうも楽しいですし。

担当者 担当者に確認をいたしまして、お伝えできる範囲でまたお返事したいと思います。

──お願いします。

(1時間後、返事の電話がかかってきた)

担当者 お返事、遅くなりまして申し訳ございませんでした。担当者に「クイズが簡単すぎるんじゃないか?」という指摘をしたところ、どなたでもご応募いただけるようにということで──まあ簡単にお感じになるかと思いますが──たくさんの方にご応募いただけるようにと、このクイズにしたそうです。

林 賢一

林 賢一

1979年、五反田生まれ。脚本、構成。学生時代から古舘プロジェクトで修業。参加作品は、『トーキングフルーツ』(フジテレビ・火曜深夜24時25分~)、ドラマ『恋とか愛とか(仮)』(広島ホームテレビ・木曜深夜24時15分~)、舞台『古舘伊知郎トーキングブルース2014』、アニメ『脇役目線』(WOWOW)など。映画監督・入江悠と仲間たちによる映画メルマガ【僕らのモテるための映画聖典】で「映画のカット数を数える」という無謀な企画を連載中。

『亀田製菓 ハッピーターンボックス 640g』 パウダーの成分のほうがよっぽと複雑か。 amazon_associate_logo.jpg

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