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ANA、アジアNo.1に向け本格始動&多角化、その勝算は?訓練事業、LCC再出発も

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 エアアジア・ジャパンが失敗したのは、搭乗率が上がらなかったことが背景にある。ウェブの予約サイトはエアアジアのシステムをそのまま使っていたため、使い勝手が悪いと指摘されていた。バニラ・エアでは独自のシステムを導入し、操作しやすくした。運賃面でも工夫を凝らし、通常料金に2500円を上乗せすれば払い戻し可能にした。20キログラムまでの荷物の預かり手数料や座席指定が無料となるプランもそろえた。サービスが増える分、コストは余計にかかる。「2015年度に黒字化を目指す」としているが、目標達成を疑問視する声も多い。

 これまでANAのアジア戦略は二転三転してきた。LCCブームを受けた「バニラ・エア」就航、パイロット養成事業進出、そして「接続需要」という新しいビジネスモデルを謳ったミャンマーのAWAへの出資は、はたしてうまくいくのか? 日本の航空業のアジア進出を占う上でも、業界の関心が集まっている。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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