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PS5、突然BANでプレイ不可や無期限停止…基準は不明確、ソニー側のミスも

取材・文=文月/A4studio、協力=田下広夢/ライター
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「PlayStation 5」(「amazon.co.jp」より)

 世界中のゲーマーを唸らせるソニーの据置型ゲーム機「PlayStation 5(PS5)」。2020年11月に販売されたPS5は、当初こそ半導体不足により生産に遅れが生じたが、現在は十分な供給量を確保し、23年11月現在、全世界5000万台という売上台数を記録。名実ともに日本を代表するゲームハードといっても過言ではないだろう。同月には従来モデルから小型化・軽量化、SSD容量アップを実現した新モデルが発売されており、今後も多くのユーザーの誕生が予想される。

 そんなPS5だが、実はサービス利用停止措置によりゲームが遊べなくなる「BAN」状態に陥ることがあるという。PS5のBANは主に2種類存在する。ひとつがPS5にある「PlayStation Network」(PSN)という無料オンラインサービスのアカウントが利用停止される「PSN BAN」だ。PSNには、オンラインストアでのゲームのダウンロードやボイスチャット、テキストを介したメッセージの送受信などさまざまな機能が搭載。また有料サービスである「PlayStation Plus」に加入すれば、オンラインマルチプレイやセーブデータの預かり、特定のゲームのフリープレイといった特典も付く。PS5を最大限に楽しみたいユーザーならば、PSNへの加入は必要不可欠といえよう。

 ただPSNには利用規約が存在し、それに違反した場合には一時的、もしくは無期限でアカウントのBAN措置が取られ、PSNのサービスやゲームそのものの利用できなくなってしまうという。

 そしてもうひとつが「本体BAN」。これは利用規約において極めて重大な違反が確認された際に取られるBAN措置のことを指し、一般的にはアカウントが停止するだけの「PSN BAN」よりも重いペナルティーが科せられるようだ。なお「PSN BAN」も「本体BAN」も利用規約に違反した際に取られる措置のため、比較的に軽度のペナルティーが「PSN BAN」、それより厳しい重度のペナルティーが「本体BAN」という認識でいいだろう。

事実上、オンラインゲームは遊べなくなる?

 実際にPS5でBANされてしまうと、どんなペナルティーが科せられるのか。ゲーム業界に詳しいライターの田下広夢氏に、まずは「PSN BAN」について解説してもらう。

「前提として、PSN BANで科せられるペナルティーの日数は、数日~数カ月単位といった期限付きの場合と無期限の場合に分かれており利用規約違反のレベルが酷ければ酷いほど日数は増えてきます。BANされたアカウントからはオンライン接続できなくなり、ボイスチャットやメッセージなどの機能は利用できなくなります。またゲームのアップデートやオンラインマルチプレイを行うことも不可能。現在のゲームソフトは、オンラインと連動したコンテンツ提供が主流なので、オンラインに接続できなくなるだけで、かなりの制約を科せられてしまうんです」(田下氏)

 ちなみにPS5はディスクドライブ搭載型の通常版「PlayStation 5」(6万6980円)と、ディスクドライブの付いていない「PlayStation 5 デジタル・エディション」(5万9980円)の2タイプが用意されている(どちらも23年11月発売の新モデル価格)。通常版はパッケージ販売されているディスクソフトを挿入できる仕様なので、オフライン状態でもよければディスクソフトで大半のゲームがプレイできるが、デジタル・エディションはディスクソフトを挿入できず、オンライン購入したソフトだけに対応しているタイプ。オンライン接続できないことは、デジタル・エディションユーザーからすると通常版ユーザー以上に厳しい措置だと感じるのだろうか。

「オンラインで購入したソフトは、起動そのものができなくなる場合があるようです。なお基本的には、BANされたアカウントで購入したソフトを別のPSNアカウントからプレイすることもできますが、セーブデータは引き継げず、追加購入したコスチュームやスキンなどの課金アイテムも使えない場合があり、ゼロに近い状態からゲームをプレイする羽目になるかもしれません。そのため、BANされたアカウントが無期限停止になっている場合、オンラインで購入したソフトは改めて買い直さないといけない可能性も出てくるんです」(同)

 では次に、より重いペナルティーが科せられる「本体BAN」について。

「本体BANされると、本体に登録しているどのPSNアカウントからもオンライン接続ができなくなったケースがありました。この状態ですと、アップデートを必要としないゲームソフトしか遊べなくなってしまう可能性が高いワケです」(同)

誹謗中傷・不正行為が複数回続くとBANか

「PSN BAN」も「本体BAN」もデメリットが大きいため、当然ながらBANに該当するような行為は避けるべきだろう。具体的にどのような言動・行動を起こすと、BAN対象になってしまうのだろうか?

「アカウントBANについてソニーは、具体的な審査基準・方法は公表していないものの、オンラインマルチプレイ中にボイスチャットやメッセージを用いて攻撃的・脅迫的・差別的な言動を発することやチートなどの不正行為、プライバシーの侵害、個人情報の誤りなどが発覚した場合、BAN対象になる可能性があります。

 違反行為が確認された際にはソニーから警告が入り、経過観察で問題なければBANされることはないようですが、何度警告しても改善が見込めなかった場合、ソニーはBANの判断を下すと聞きます。そこで多くの違反ユーザーは、まずPSN BAN措置を取られます。そしてPSN BANが解除されても変わらず違反行為を継続していたユーザーは、本体BANされることがあるようです。

 またメッセージでポルノ画像などを送った場合には、警告なしでいきなりPSN BANされる可能性も高いです。さらにいうと、重大な規約違反が確認された悪質なユーザーには、PSN BAN段階を飛ばしていきなり本体BANの措置を取ることもあるようです」(同)

 明確に違反行為をしたユーザーはBANされる可能性が高い一方で、身に覚えのない理由でBANされてしまうケースもあるようだ。たとえば、昨年12月上旬には、多くのユーザーの間で突如PSNアカウントが無期限のBAN通告を受けたという報告が相次いだ。オンラインで購入したゲームがプレイできなくなり、憤慨するユーザーも少なくなかった。

「この件に関してソニーは声明を出していませんが、可能性としては12月5日に行われた利用規約の改定の影響が考えられます。改定の前後に永久停止通告を受けたユーザーが続出したことから、システム的なエラーによって誤ってBANされてしまったという見方が強いです。SNSでも永久停止通告を受けたユーザーがソニーに問い合わせたところ、BANを解除されたと報告がありましたので、このときは本当に規約違反していたユーザーは少なかったかもしれません。」(同)

 最後に、身に覚えがないBANへの対応、規約違反によってBANになってしまったときの対応について聞いた。

「身に覚えのないBANは、運営元に問い合わせて停止の理由を尋ねてみてください。ただ前出の規約改定のような事例では、問い合わせが殺到している可能性もあるので、自分に非がなければ復旧まで待ってみるのもひとつの手です。残念ながら規約違反によってBANされたユーザーは、BANが解除される日まで待つしかありません。新しくアカウントを作ってもいいですが、先ほどお伝えしたとおりセーブデータや課金アイテムを引き継げなくなってしまうので、根本的な解決にはならないでしょう。そして本体BANされた場合には、事実上、二度と遊べなくなってしまうこともあり、そうなるともうあきらめるしかないようです。言わずもがなですが本体BANは非常に重いペナルティーですので、きちんと規約を守ったうえでPS5ライフを送るよう心掛けてください」(同)

田下広夢/ライター

田下広夢/ライター

テレビゲームの話題を中心としたライター活動の他、企業のユーザーコミュニケーション戦略提案からはじまり、カタログやイベント、Webサイトなどの企画制作といった企画屋の仕事を行っている。
田下広夢の公式サイト

Twitter:@TaoriHiromu

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