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●大胆な業態転換で業界首位に
ABCマートは、創業者で筆頭株主の三木正浩氏のオーナー企業だ。1980年代にアパレルと靴の輸入販売でスタートし、大胆な業態転換を図り、靴の小売り店になった。ブーツの「HAWKINS(ホーキンス)」の商標権を取得して、靴の販売に集中し、アパレル事業から撤退した。ジャスダック上場から1年後の2002年に卸業から小売りへの業態転換し、猛スピードで店舗を増やしていった。
さらに資本と経営を分離。三木氏は経営から引退し、07年から社長を務める野口実氏がカジュアル系スニーカーで業績を伸ばし、5月末現在、国内769店、海外181店を展開するまでに急成長した。業界トップを走っていたチヨダが売り上げを落とし(14年2月期は前期比2%減の1474億円)、ABCマートが首位に躍り出た。
消費増税の影響が懸念される中、「勝ち組」の小売り銘柄が株式市場で注目されている。ABCマートの株価は10月9日、上場以来高値の5810円をつけた。前日比440円高と一気に上場来高値を更新した。同社の快走は、しばらく続きそうだ。
(文=編集部)
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