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賃貸住宅、同じ物件なのに不動産業者間で数十万円の差?損しないための裏テクニック

文=秋津智幸/不動産コンサルタント
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 それは、インターネットなどで同じ物件が出ていたら、次の2つの情報を必ず比較してください。

(1)情報登録日(掲載日)
(2)取引態様

 まず、情報登録日が古い場合、閲覧している時点で情報が異なっていたり、すでに別の人と成約していることもあります。掲載日の新しいほうの不動産会社に、掲載情報に変更がないか確認しましょう。

 次に、取引態様について説明いたします。これを確認する人はほとんどいないと思いますが、この情報は非常に重要です。「貸主」との記載があれば、掲載している不動産会社が貸主本人で、「代理」とあれば、その不動産会社が貸主の代理として募集していることを意味します。また「専任(媒介)」は、他の業者には依頼せず1社のみで募集する契約を結んでいることを表しています。この3つは貸主と不動産会社の関係が近く、借主にとって悪い条件を出すことはほとんどありません。さらに、条件の交渉をする場合でも迅速な回答が得られます。一方、それ以外の取引態様、例えば「仲介」などと記載されている場合は、貸主と不動産会社の関係が薄く、同じ物件でも上記3態様に比べて悪い方向で情報が異なる場合もあります。

 物件の間取りや家賃ばかりに注目しがちですが、今後物件を探す際には取引態様にも意識を向けてみてください。貸主との距離は近いほうが、入居者にとっては都合が良いものです。
(文=秋津智幸/不動産コンサルタント)

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