アマゾン、売上高1兆円の衝撃~疲弊するリアル書店に家電量販店、止まらない雑誌販売減…
文=松井克明/CFP
●アマゾンが最も安いわけではない
1月6日付「日経MJ」記事『不思議な値段、謎解けば 黄金価格~「最安」ではない信頼のアマゾン』によれば、日本最大の価格比較サイト「価格.com」を運営するカカクコムでは、広告や手数料といったアマゾン関連の売上高は全体の1割超に上る。
「ただ、アマゾンが最安値を付けるケースは少なく10位以内、20位以内の値付けが大半。薄型テレビやパソコンでは最安の店より数万円高いケースも珍しくない」という。その分、アマゾンは早さという利便性がブランドになって、顧客をつかんでいるのではないかと同記事は見ている。
(文=松井克明/CFP)