現役アイドルたちが、効率的に成功するための具体的方法を真面目に考えてみた
魅力を届けるためにすべきこととは?
さて、ここまで魅力や弱点と向き合ってきましたが、その魅力を届けるためにはまず、「一体誰に向けて発信するのか?」を考えなければいけません。世の中万人に好かれる人などそうそういないので、「こんな人に届けたい!」と狙いを絞ることは重要です。この行為は一般的なマーケティング用語で「セグメンテーションとターゲッティング」と呼ばれたりもします。
・セグメンテーション:自分の魅力が届きそうな層を人種、地域、性別、年齢、嗜好性などによって分解すること
・ターゲッティング:分解した市場の中で最も魅力が届きやすそうなターゲットを決めること
このとき注意点として、「伝えようとしている魅力は本当にほかの人にとって価値があるのか?」「価値があるとしたら、その魅力によってその人はどんな感情を抱くのか?」を考えることを忘れないでください。ターゲットがわからないという方は、ぜひ自分のファンの方々のことを想像してみてください。ファンが自分のどこを魅力に感じて応援してくれるのか、どんな嗜好性を持っているのかに向き合うことによって、見えてくるものがあるはずです。
セグメンテーションとターゲッティングについて学んだ後に、魅力をフックのあるものに変えるため、生徒のみなさんで魅力を掛け算することに挑戦しましょう。
「今、お天気お姉さんのお仕事をさせてもらっているんですけど、お天気お姉さんっておしとやかなイメージがありませんか? 私の所属するアップアップガールズ(仮)は富士山の山頂でライブをやっちゃうようなアクティブなグループ。だから、お天気お姉さん×破天荒とか意外性があって面白いんじゃないかなって」(森)
おっとりしたルックスではあるものの、ライブとなると一転してかっこよくダンスを踊る森さん。確かにギャップの効果はありそうです。
「ゆるキャラ好き×SNSの活用はもうすでに実践しています。ゆるキャラとネット上でやり取りすることによって、ゆるキャラファンのみなさんが私のTwitterに飛んできてくれたりもしますよ!」(寺嶋)
寺嶋さんはすでにSNSの達人(?)特技を掛け合わせて、うまくファンの方を増やしていますね。
「ファッション×曲づくりはしてみたいです。ただ可愛い服が着たいのではなくて、やっぱり自分の世界観を創りだすのが最終目標なので、全体をプロデュースしてみたいですね」(濱野)