彼女が“創作”に励むワケは？　『創作あーちすと NON』発売記念のんインタビュー！

「（周囲を）“諦めさせる”っていうのが面白かったですね」

――　対談もすごく面白かったです。すごくスペシャルな、語り甲斐のある方ばかりですが、みなさんの印象について一言ずつお聞かせください。

のん　みなさんとお会いできてすごく刺激的でした。桃井（かおり）さんと写真を撮っているときでもすごく楽しくて。写真を撮ってチェックしたりしていて、「なんか私たち似てるね」「親子役もイケるんじゃない？」って言っていただいたりして（笑）。役者として、人と一緒に表現するっていう楽しさが、相乗効果でその空間を作っていくっていう感覚がすごく気持ちよかったですね。貴重なお話がたくさん聞けました。

――　対談というか、桃井さんがのんさんにいろいろ教えている教室のような感じになっていましたよね。
　
のん　「私普段こういうこと言わないのよ」とか言って、“着ぐるみ”を脱いでお話してくださったので、桃井さんファンの方にも手にとっていただきたい対談になりました。

　清水ミチコさんとは、今回が初めてではなくて、矢野（顕子）さんのライブの時に廊下ですれ違ってお会いしたことがあったんですが、楽しかったですね、すごく。「“人を楽しませる”っていうことについてどうですか？」っていうところから聞かせていただいいて。

　この間、清水さんの『ひとりのビッグショー』を拝見させていただいたんですけど、壇上でも同じようにお客さんとかけ合いをされていて、「うわぁ～やっぱり素敵な方だなぁ～」と楽しみました。本当になんていうか、等しく、人をおちょくるところが楽しかったです（笑）。

　矢野（顕子）さんは「やりたいことやりたいわよね」っておっしゃっていて。「それをずっと突き通していると、周囲が自分を諦めてくれるのよ」って言われたのが、「あ、そうなんだ！」と、すごく印象深くて。“諦めさせる”っていうのが面白かったですね。

――　ちなみに、今のんさんがやりたいこととは？

のん　まさにこの本を、たくさんの方に見て、読んでいただきたいですね。“創作あーちすと”としてどんどん頑張っていきたいし、もっと、“あーちすと”としてののんを楽しんでもらうぞ！　と思っています。

――　本の最後では鈴木心さんと対談をされていて、鈴木さんはのんさんの好きなことをやるという姿勢に驚いて、とても感銘を受けていたようでした。のんさんには、好きなことをやるために我慢していることはありますか？

のん　チョコレートを我慢しています。やっぱり肌のために。チョコレートを食べると一瞬でブツブツができちゃうので……。チョコレート大好きなので、食べたいんですけど、“あーちすと”であり、女優なので、肌が命なので気をつけています（笑）。

　チョコレート以外だと、髪型を変えないようにしています！　バツバツに切っちゃいたいとかもうちょっと伸ばしてみたいとか冒険心はあるんですけど、一応イメージを……ブレないイメージを守らないと（笑）。パッとしない顔なので、認識されやすいようにしないとなので！